
新シリーズ、近日スタート!
#3.mp3(2015.2.23公開)
間違いだらけの政治家選び ~公会計は政治家の成績表~ - koukaikeilab.staff
こんにちは 公会計研究所の吉田寛です。
会計は誤解されています。
みなさん、会計って金勘定だとか数字合わせだと思ってませんか?
違うんです。
会計の「会」会うという字、会計の「計」計るという字。
会って功績を計る、これが会計の仕事です。
会って功績を計ることができれば、
間違いだらけの政治家選びから、
正しい政治家選びが可能になるんですね。
この前聞いてくださった方、「将来の税金」というので、
いい政治家か、悪い政治家というのが計れるんだ、って
いうことをお知らせしました.
このあたりもう一回復習しようと思います。
主権者とか市民とか県民とか町民とか村民とか、
その土地に住んでいる以上、ずっとそこの主権者だということです
日本を捨てないと日本国民、ずっとやってなきゃならない。
いい国じゃないですか。食い物もうまいし水もおいしいし四季もあるし。
さてそんな時にですね、僕たちの子供たちもここで生まれて育つわけです。
相続の時のことをちょっと考えてみようと思うんです。
よく出てくるのは放蕩息子っていう話なんですが、
今日は放蕩親父っていうことで話をしてみようと思います。
ホウトウといってもお饂飩ではあるません、
金の使いが荒い親父です。
このお父さん、息子に遺してやるんだ、
娘に遺してやるんだということで、
いろんなものを買い集めてくれたんです。
いいお家を作ってくれました。何軒もあるんですけど。
1つは温泉が出るところ。もう1つはコンサートホールがあるんですよ。
お嬢さんはバイオリンを習うということなので、
いいバイオリンを買ってやろうということで
ストラトヴァリウスを買うですね。
それから、息子は車が好きだということで
ベンツの超いいやつを買ってあげる。
フェラーリも買ってあげる。マセラティも買ってあげる。
それから…etc
ついでに、車走らせる場所も必要だろうからというので、
サーキットも作ってあげちゃったと。
いうことで、そのお金がお父さんの稼ぎから全部出ていればいいんですけれども…
お父さん、借金作って亡くなっちゃったと。
というような場合のことを考えてみましょう。
息子であるあなた、娘であるあなた、うれしいですか?
実は息子さん、車が趣味じゃなくなっちゃって、
どちらかというと飛行機の方が好きだとか、
人力車の方が好きだとか、というようなことになっていました。
お嬢さんも、洋楽よりも和楽器の方がいいとなっちゃったですよ。
息子の将来、娘の将来、その趣味とか生活パターンまで
縛っちゃっていいのでしょうか?
しかも、財布も縛っちゃった。
こういうような状態でいいのかなっていうことを明らかにするのが、
将来の税金という勘定科目だったんですね。
このあたり、詳しいことは前回を参照して下さい。
http://koukaikeilab.seesaa.net/article/439096714.html
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さて、そういうの実際にやってくれる自治体があるといいなぁ、と
思っていたらありました。
栃木県に大田原市という市があります。
ここの市長さん、津久井富雄市長が
貸借対照表を作ってということで、
私、大田原市民の貸借対照表と
大田原市長の貸借対照表を作り始めました。
津久井市長は市長さんになったのは平成22年4月8日だったんです。
で、市長さんになった時、どこか自分のスタート時点かなということで、
本来だったら、22年4月8日で貸借対照表をつくればいいのですが、
ちょうど平成21年度末日、ちょっとややこしいですが平成22年3月31日、
この日の時点で貸借対照表を作りました。
この時の貸借対照表というのは、
表紙を見ていただくとおわかりいただいけると思いますが、
黄色なんですね。これ、どこを見に行けばいいか。
公会計研究所のホームページをたどっていただくと見ることができます。
http://www.catallaxy.jp/info.html
(要 下方へスクロール)
黄色とか赤とか青というのも気分次第でつけているわけじゃないんです。
いくら市長になったからといって、何でもできるわけじゃないんです。
過去は変えられない、ここがスタートということで
最初に作った貸借対照表は黄色の表紙を付けております、
それから良くなるというのは、
前回も申し上げましたが、昨日に比べて今が良くなっている、
望ましい状態であれば良くなった、というんです。
昨日に比べて今日が悪い状態になっていれば、悪くなったというわけです。
これに従って、表紙も変えているんです。
市長になった時点に比べて、良くなっていれば青い表紙にしております、
悪くなっていましたら赤い表紙にしております。
ですから、中を見なくても、市民の皆さんは表紙の色を見れば、すぐわかる。
大田原市は人口が7万人くらいです。
舵を取るのは大変です、500を超える事業がありますからね。
その中で、大きな船と同じで南の方を向いていたのを
急に北の方に進路を変えようとしても、そう簡単に舵が効かないんですね。
舵が効き始めるのに、1年とか2年とかかかる場合もあるわけです。
そういう場合は赤い表紙になってしまうこともあるでしょう。
〓
というわけで、23年度の貸借対照表を見ながら、
このあたりをご説明しようと思います。
この貸借対照表、市民一人あたりで書いてあります。
13,14ページは参考ということで、総額で書いてあります。
なんで市民一人あたりというのをベースにしているのかというと、
1つは総額だと分かりにくいんです。
7万人の大田原市というふうになると、億円単位で数字が並ぶんです。
例えば、大田原市の平成23年度現預金、
どのくらい持っているかというと86億円ですよ。
それから市債…要は借りたお金です。
57,810,753,000円あるんですって。読めないでしょう?
だから、一人当たりっていうふうに書いているんですね。
そうすると借りたお金788343円って読む時も、
ドキドキしないで読めるぐらいの数字になるんです。
もう一つですね、一人当たりで書いておくメリットっていうのは、
出生による選択、出生による投票っていうのも反映できるんです。
あるいは、足による投票です。
大田原市、いい街になったねぇっていうと、どんなことが起こるのかというと、
近隣とか、東北とか、東京とか、大阪とかそんなところからですね、
大田原市めがけて人がやってくるんですよ。
この街に住みたいって。
それから、この街は本当にいい街だったら、ここで子供育てたい。
ということで、お子さんの数が増えて来るんですよ。
そういうようなときには一人当たりの数字もだんだん小さくなっていく。
こういうメリットが出でくるんですよ。
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さて、こんなふうにして作っている、大田原市の一人当たりで計上している
市長の貸借対照表と市民の貸借対照表ですが、
将来の税金はどうなっているかというと、
平成21年度は103万9千円に対して、平成23年度は103万2千円と
少しですが減っているんですよ。
ついでに人口はどのぐらい減っちゃっているか。
そういう意味による「足による投票」と「出生による投票」でいうと、
出ていっちゃった人が多かった。
あるいは、亡くなっちゃった人も多かったかもしれません。
平成21年度の人口は7万4千89人で、平成23年度は7万3千332人。
およそ1000人の人がいなくなっちゃったんですね。
それでも将来の税金は減っているという意味では、
市長、頑張ったなぁと言えますね。
大田原市は、結構いろんなものを持っているんですよ。
例えば、黒羽根という所には温泉があるんですよ。
それから、隣町と一緒にコンサートホールなんかも持ってます。
もちろん道の駅も持っているんですが、すごいのは宿泊施設も持っているんです。
で、津久井市長が市長になった時には出来ていた建物だったんですね。
津久井市長はどんなことをしていたのかというと、
例えば先程立派な宿泊施設がありますよと言いましたが、
この施設について「成果報告書」を作ったんですね。
全部の事業について成果報告書を作ったわけではないんですが。
市民にとってどれだけ有用な仕事をしてくれたの?
それから、もう一つ重要なのは安く利用者が使った、
あるいは使えたということだけじゃなくて
市民の負担も小さくしたんだよということを分かるようにしたんです。
こういうことをしていくことによって、将来の税金というのは
少しずつ減っていくんですね。
ターゲットが良ければ、ドーンと減ることもあるかもしれません。
大田原市の貸借対照表、面白いでしょ?
子供たちが安心して住めるって、どういうことなんだろう?
それは子供たちを縛っていない町ですよ。
明るい、豊かな町を作ろう! というときに、
子供たちを将来の税金でがんじがらめにしちゃいけませんよね。
そういったのを分かるようにするのが、将来の税金なんですけども
その数字を出すためには色々な工夫があるんですよ。
今日はその幾つかをご紹介しました。
もうちょっとご紹介したいなぁと思いますので、
その続きはまた次回に。
「2015.2.23公開 間違いだらけの政治家選び #3」より
https://youtu.be/O8f1Tpamdqg
Jun 25, 2016
15 min

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#2.mp3(2015.2.17公開)
間違いだらけの政治家選び ~公会計は政治家の成績表~ - koukaikeilab.staff
こんにちは、公会計研究所の吉田 寛です。
会計が誤解されている。皆さん、会計って金勘定や数字合わせだと思っていませんか?
違うんです。会って功績を計る、会うに使う漢字「会」、計るというときに使う「計」。
これがくっついて会計ってできたんです。
「頼んだ仕事してくれた?」って、会って聞くんです。
満足できる仕事なら、また頼めばいいんです。
満足できなければ、他の人に頼むんです。
会って功績を計る、それが「会計」なんです。政治家にもお会計をしましょう。
間違いだらけの政治家選びから、正しい政治家選びができるようになるんです。
「頼んだ仕事をしてくれた?」って聞く時に、
実は僕たちは「頼んだ仕事が何だったか?」というのを忘れているんですよ。
政治家に頼んだ仕事って、何だったんでしたっけ?
モンテスキューっていたでしょう?
1748年とか1749年ぐらいに書いた本です。「法の精神」っていうのがあったんですね。
この本の中にですね、頼んだ仕事っていうヒントがあるんですよ。
私たちは最高権利を持っている、だから国民主権って言うんです。
でも、国民主権って言ったときに、「主権」って何だか忘れているでしょう?
投票に行くこと…だけではないんですよ。
投票に行ったときに、何を決めようと思っているのかってところが、
実は重要だったんですね。
その1つが「他人に対する強制」なんです。
強制…おまえの命を預かるぞという場合もあるんですね。
何だかわかります? これね、徴兵制のことですよ。
それから、あなたがした仕事を私によこしなさいっていうのもあるんですよ。
何かって言うと、昔はね、お百姓さんばかりが仕事をしていたというような時代だったら、
田んぼでできたお米を持っていったわけですよ。
今なら、皆さんが働いて稼いだお金を持っていっちゃうやつです。
そういう意味では、漢字はよくできていますね。
「正」という字があるでしょう。あの字ね、実は塀で囲まれた村に、
これから略奪するぞ…って言っている兵隊たちの足跡を形にしたんだって
言っている先生がいるんです。誰かというと、白川静っていう先生なんですよ。
そうすると、「正」という字が使われている文字で、
政治家の「政=まつりごと」っていうのがあるでしょう。
あれ、やっぱり略奪だったんですよ。
「専制性」というのがありました。ここで言う「専制性」って、
ただ一人が最高権力を持っている統治形態のことですよ。
こういう時は略奪を誰がするかというと、その専制と言われている君主がするんです。
「あなたの物は私の物。汝・臣民、お前の物は私の物なんだよ。
命も差し出せ。お金も差し出せ、財産も差し出せ」っていうのを君主が言うんですよ。
「民主制」とか「共和制」というのも、モンテスキューが定義してくれました。
「民主制」というのは、人民が全体として最高権力。
ここでは課税権ということにしておきましょう。
そういったものを持っているのが民主制。
日本は民主主義国家と言われているので、人民が全体として最高権力を持っている。
そうすると、実は私たちが税をコントロールするんだよ。というのは、
私たちが最初に持っている約束なんです。
2014年4月1日に税金上がったでしょ。その時、皆さんOKって言っちゃった?
言っちゃったら、しょうがない。
でも、その前の税法を改革するぞ、消費税が上がるぞというようなことを言った時。
民主党が政権を取った時だったと思います。
あの時は増税必要ないって言っていたじゃないですか。
それなら票を入れるよというふうにしちゃったんだけれども、
その後、何だか上がっちゃいましたよね。ちょっと悲しいですよ。
じゃあ、私たちの約束は何なのだというところを確認してみようと思います。
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この前、皆さんにお話をした『代表なければ課税なし』っていうフレーズが
あったじゃないですか。あれが民主主義の基本なんです。
代表がいない人に課税をしちゃいけない。
そうなると。私たちは、どういう連中が代表を持っていないかというと、将来世代なんですよ。
今みたいに、大きな金額を子供たちにツケをまわしてるような状態、
民主主義の根本から外れちゃうんですね。
私たち、国債を発行しちゃったじゃないですか。税収が足りないからです。
そんな状態がずっと、昭和40年から始まってるんですよ。
最初は、昭和40年に国債発行するとき、まずいじゃないかって、いっぱい議論したんですよ。
でもその後は、何が財政運営の基本かなというのを忘れちゃって、
今に至るんです。50年前から私たちはあるべき財政運営っていうのは
何かを忘れちゃったんですね。困ったことですよ。
「代表なければ課税なし」、いいフレーズですね。
私たちは「代表なければ課税なし」って言うんだから、
まず一つ、誰の代表が今いないの? というのを考えた方がいいですよ。
まず子供だよね、子供たちの明日を縛っちゃうことになるんです。
子供の明日を縛っちゃいけません。
もう一つはですね、「代表なければ課税なし」というときに、
あなたの代表がいるか、いないかが重要なんですよ。
投票に行くでしょう。 あるいは、候補者が来るでしょう。
そういった時に「あなたは誰の代表になりたいんですか?」って聞いてみた方がいいですよ。
それからもう一つ、「誰の代表なのか」をよく考えた方がいいんですよ。
あるいは、それを調べた方がいいんですよ。
どういうことを言っているかというと、
「代表なければ課税なし」って言いながら、本来代表者にならなければいけないのは、
誰の代表をしなければいけないのかって言うと、納税者なんですよ。
でも、納税者の代表っていないんですね。
多くの場合は、利害関係者の代表なんですよ。
労働者の代表とか、教員の代表とか、一部の宗教団体の代表とか、
そういった人たちが選ばれて行っているんですよ。
でも、その人たちの代表だといつかはコンフリクト、衝突を起こしちゃうんですね。
その結果、選ばれた場所は、皆さんから集めた税金の分取りをするところというふうに
なっちゃうんですよ。私たちの明日を縛らないようにするためには
納税者の代表を見つけ出さなければいけないんですよ。
会って功績を計るって言うじゃないですか。まあ、私が言ってるんですけどね。
会って功績を計るというような時に、何を確認しようと言っているかというとですね、
言った言葉をそのまま信じない方がいいよということなんですよ。
「やったことを見てこの人でいいのかをわかるようにしよう」というのが
実は会計の役割なんですよ。
じゃあそれがどうやって出てくるかというと、
納税者と行政との関係、これを結ぶのが「将来の税金」だったんです。
これが増えるんでしょう?そうすると子供たちの負担が増えて行くわけですよ。
そういう人に市長とか、知事とか、内閣総理大臣、任せていいと思います?
いけないよね。そういう人に辞めてもらうんですよ。
もし将来の税金を減らしているんだったら、この人には可能性があるんですね。
そういう人を見つけ出して、そういう人を育てて行く。
行政を馬鹿にしちゃってると、僕らが馬鹿にされちゃうんですよ。
僕らが馬鹿に見るんですよ。ちゃんと見ましょう。
どうすればいいの?
こうするんです。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
皆さんが簡単に手に入れるものとしては、行政の貸借対照表というのがあります。
貸借対照表というのはですね。
左側に「今、あなたは何を持っているの」っていうのを書くんですよ。
それから、右側は負債の部って言うんですけれども、
「そのお金、何処から借りてきたの、誰に出してもらったの?」っていうふうに書くんですよ。
国の貸借対照表っていうのがあるんで見てください。
平成24年度の連結貸借対照表なんかがいいと思います。
そこにあるやつを見ていると、結構でかいのは有形固定資産なんですね。
有形固定資産っていうのは公共財っていうやつです。
道路あるじゃないですか、国道、国会議事堂あるいは議員会館。
それから税金で作った建物ですよ。
そういったものですね、268兆円あるんです。
人口一億人で割ると(国民1人当たり)268万円あるんだそうです。
それ、誰のもの?
あなたのものは私のものって言う専制性だったら、それは専制君主のものですよ。
でも、今は主権と権力が分離したんから、それは主権者のものでしょう。
268兆円は主権者の貸借対照表、あなたの貸借対照表の資産になるんですよ。
それからね、この貸借対照表、資産負債差額っていう勘定があるんですよ。
これ、誰の物なんだろう?
あなた、生まれたときに国に資本金を出した覚えあります?
企業会計では純資産とか、資本金とかの勘定で処理されてたやつですよ。
これ、納税者の純資産でしょ。
そうしたら内閣総理大臣のものじゃないじゃないですか。
というわけで、二つとズッズッズと分けるんですよ。
政府の貸借対照表。まあ、ここで言ったら内閣総理大臣の貸借対照表、
首長の貸借対照表というのが出来上がるわけですね。
それともう一つ、納税者の貸借対照表っていうのができるんですよ。
この二つを結びつけるのは、主権者と権力者の関係を示す将来の税金ということになるんです。
会って功績を計るでしょ、その時、会う人はどの人というのがもう一つの問題なんですね。
この首長で良かったかなっていうんだったら、
その首長の最初の段階の将来の税金と、「今選ぼうかな、辞めてもらおうかな?」って
思っている段階の将来の税金を比べるんですよ。
増やしていたらやめてもらってほうがいいね。
減らしてるんだったら、次も頑張ってもらったほうがいいよね。
私たちが良くなるっていうことは、子供の成長とよく似てるんですよ。
良くなる基本は、昨日に比べて今日はどうなのか、あるいは明日がどうなのかです。
隣の町と比べても、隣の方が条件が良かったらなかなか難しい仕事ですよ。
子供だってそうでしょ、隣の子供と比べると、ちょっといじけちゃうじゃないですか。
同じですよ。
市長にフォーカスしてあげる。知事にフォーカスしてあげる。
それから内閣総理大臣にフォーカスしてあげる。
この人がやった仕事。仕事を任せてから良くなったのか、悪くなったのか?
そうやって比べるといいですね。
結果で判断する。会って功績を計る。
公会計って、こうやって良い首長、良い知事、良い内閣総理大臣を見つけ出すんです。
間違いだらけの政治家選び。
選挙の時に約束することだけを信じて投票しちゃうと、
僕たちはまた、将来の税金を増やすことになります。
結果を見てあげましょう。
https://youtu.be/VjWKvCcLLEk
Jun 17, 2016
16 min

新シリーズ、近日スタート!
#1.mp3(2015.4 公開分)
こんにちは、公会計研究所の吉田 寛です。
会計は誤解されています。ご存知でしたか?
皆さん、会計って金勘定だとか、数字合わせだと思っているでしょう?
でも、本当はそうじゃないです。
適材適所を実現する、そんな事ができるのが会計です。
『会』って功績を『計』る、
これが会計という言葉の始まりだったんです。
仕事を任せた人に会う、そして尋ねるんです。
「頼んだ仕事してくれた?」
してくれたんだったら、
またその人に仕事を頼むといいですね。
「えっ、できなかったの?」
それじゃ次は別の人に頼もうかな。
そういうことができれば、
できない人に仕事を頼むことはなくなりますね。
政治家にもお会計が必要です。
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2014年12月14日、選挙がありました。
衆議院議員の選挙です。
その時の投票率、すごく低かったんです。
53パーセント。
その前の選挙は、低い低いと言われながら59パーセントでした。
特に若い人の投票率が下がっているんだそうです。
さて、投票率が低いのは,
みんなが投票に行かないだけの問題だ…っていう声が聞えるんですよ。
私はね、ちょっと待ってって思うんです。
ここで、あっちこっちの街に増えている
シャッター街のことを考えてみようじゃないですか。
何でシャッター街になっちゃったんだろう?
何でお客さんがこないだろう? というときに、
お客さんが悪いんだとか、
地の利が悪いんだとか、
いろいろな理由はあると思うんですよ。
でも、もう一つは売っているものがいいのかな、という
考え方もあると思うんですね。
選挙の場合、売っている物が良いのか悪いのかというのは
候補者のことです。
例えば、皆さん甘いものはお好きですか?
ここで、食ったら確実に不味いというお店と乾いた大福。
食べてもちっともおいしくない、乾いちゃった大福を売っているようなお店。
皆さん、どちらで買い物をなさいますか?
私は、どちらのお店でも買いたくないと思うんですよ。
不味いケーキ、お金出して買いますか?
乾いた大福、あまり食べたくないですよね。
そんな状態が投票率を下げているんじゃないでしょうか。
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会計って「会って功績を計る」ということなんですよ。
会って功績を計らないと、どんなことが起こるかというと・・・
例えば、仕事を任せるでしょう。
その人に仕事を任せると、能力があればうまくいくんですよ。
能力がなければ、うまくいかないんですよ。
能力のない人にお金を預けると無駄に使われちゃうんですね。
これが税金の場合、悪事に使われちゃうんですよ。
会計というのは、政府の会計というのは
そのあたりを明らかにしなきゃいけないんですね。
公会計というのは「政治家がどんな約束をしているのか」と
いうことから始まるんですよ。
〓
『代表なければ課税なし』って聞いたことありますか?
アメリカがまだイギリスの植民地だった頃、
イギリス国王はアメリカの植民地の人たちに対して、
フランスと戦争しているので、
あるいはフランスの革命にお金が必要なので、
どんどん税金を上げたんですよ。
例えば、ペンキにも税金をかける。
当時ですね、あのあたりの家は木造だったので、
腐らないようにするためにペンキを一生懸命塗っていたんですよ。
それから契約をする、約束をする時も税金をかける。
今でいう印紙税をかけるぞ、というようなことをしていた。
さらに砂糖にも税金をかけるぞと。
チョコレート税はなかったかもしれないけど。
まぁ、何でも税金をかけるぞと言って、
消費税ばりに税金をかけることをしていたんです。
ところが、あの当時のことですから、
いかに代表がいたとしても、
アメリカからイギリス・ロンドンの議会まで代表者が行って、
この税金は払ってもいいよ、ダメだよというようなことを言うのには、
とても時間のロスがあるのです。
それでも税金をかけるぞというようなことをしたので、
ついにアメリカの人たちは
当時のイギリス国王に三下り半を突き付けたんです。
これがアメリカの独立宣言だったんです。
その時のフレーズというのが「代表なければ課税なし」。
これが1776年の話です。
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じゃあ、日本ではどうだったのかというのも、
ちょっと話していこうと思います。
板垣退助、ご存知ですか。
その板垣退助が「民撰議院設立建白書」というのを
明治7年、1874年に出すんです。
この民撰議院設立建白書というのは、
今の若い人向けに言えば、
アップル銀座の辺りに幸福安全社というのがありました。向かいですよ。
ですから、おじいちゃんおばあちゃん、
あるいはおじさんおばさんあたりに「松屋」と言った方が
いいかもしれませんね。
あのあたりに幸福安全社を板垣退助が作って、
そこで民撰議院設立建白書を作ったりとか、
海外の文献調査をしたりとか、
あるいは議会を作ったらどんな風に議会を運営したら
いいんだろうかっていうようなことを
チェックしていたんです。
その民撰議院設立建白書にどんなフレーズがあったのか?
税金を払う者は、
その税金の使い方について預かり知り、
その税金の使い方が良いか悪いかということを知った上で、
それやった方がいいよとか、
やっちゃいけないよというようなことを可否する、
決める権利を有しているって書いてあるんですよ。
今の税金の使い方に、
皆さんが「オッケーを出す」とか「やめてちょうだい」と
言うことができるようになっているとすれば、
「民撰議院設立建白書」がもしできてなかったら、
我々の民主主義のレベルというのは
明治7年よりも前の状態なんだということになっちゃうわけですね。
このあたり、胸に手を当てて、考えてみたいと思いますね。
その税金の使い方でいいのかなっていうところですよ。
公会計っていうのは、実はそのあたりをチェックするんですよ。
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今ですね、
僕らの社会は代表制民主主義っていうので運営されています。
代表制民主主義というのは、私たちが代表者を選びます。
そして、その代表者が私たちの代わりに税金の取り方、
そんなことを決めましょうねってやっているんですよ。
でもね、代表者がいない人たち(世代)がいるんです。
それはね、子供たちです。
20歳未満(2015.4時点)の子供たち、
これから生まれる子供たちには代表がいないでしょう。
でも、今の財政状態がどうなっているのか、って
いうところでみてみようと思うんです。
平成26年度、去年の4月1日からの予算です。
その数字をちょっとみてみようと思うんです。
一般会計というのがあるんですが、
その他に特別会計があって、
国はもっとたくさんのお金を使っているんですが、
とりあえずこの数字。
歳入の金額と歳出、
使うお金と同じになるんですが95兆円です。
兆円っていうとですね、普通の人は数字を読むのをあきらめますね。
この数字を簡単にする方法もなくはない。
どうやればいいのかというと、日本の人口1億2千万人なんですが、
そのうちの1億だけ使って割っちゃうんです。
そうすると、一人あたりになります。
95兆円を1億人で割ると95万円です。
一人あたり95万円使うぞというのが、
今の日本の予算になっています。
そのうち、どのぐらいが国債になっているのか?
41兆2000億円だから、換算すると41万円です。
95万円のうち、41万円が20歳未満の子供たちの税金を当てにしている。
将来の税金を当てにして運営されているということです。
日本の出生率が下がっているって、よく耳にしませんか?
少子高齢化で子供かどんどん減っています、ってよく聞くと思います。
昔、こんな言い方をしていました。
A国は税金が高いので、となりのB国にお引越しちゃおうっていうやつです。
これを「足による投票」と言いました。
自ら選択して、この人がいい、あの人がいいっていうんじゃなく、
国そのものを替えちゃう。
これに対して、今みたいに出生率が下がっているっていうのは、
私は「出生による投票」って呼んでいます。
この国には住みたくない、
この国には生まれたくないって言い方です。
もしかしたら、子供たちは
「こんなにツケをまわされるんだったら、
この国には住みたくない」って
言っているのかもしれません。
そういう中で、私たちにも
上手にコントロールする方法ってあるんです。
その方法っていうのは「適材適所を実現する」ことです。
『会』って功績を『計』るんです。
この人、子供にツケを回しているのか、
回していないのかをチェックするんです。
公会計ってそんなところに機能するんです。
子供に回したツケ、
今の国債の残高だけじゃなくて、
資産が増えてくることもありますからね。
それをネットにして、純額にするわけです。
それは「将来の税金」なんですが、
「将来の税金」を増やしているんであれば、
子供にツケを回したんです。
その人には、もう仕事を回さない方がいいです。
「やめて」って言うんです。
将来の税金、
それを減らしている人がいるんだったら、
その人の可能性に掛けた方がいいです。
あるいは、もっと減らせるっていう可能性を提示するのであれば、
その人に仕事を任せたほうがいいです。
今の財務省はそういう出し方をしていませんけれども、
ちょっと手を加えれば、
この内閣総理大臣が子供にツケを回しているのか、
あるいは減らしているのかっていうのが分かるようになるんです。
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それから、先程申し上げたところで
「あなたの同意なしに」というフレーズがあったでしょ。
あるいは「みんながOKって言うか、OKって言わない」って
いうところも大事なところなんです。
子供にツケを回さないっていうとですね、
「お金が足りないんだからしょうがないじゃないか」って言って、
増税するぞって言うような人もいるんですよ。
税金を増やす方法には、三つぐらい方法があるんですよ。
一つ目は、一番簡単ですけれども、
国民にしてみれば、納税者にしてみれば被害が大きい方法です。
増税をするという方法です。
それからですね、
その増税するというのの隠れ蓑みたいな方法なんですが、
お金をいっぱい刷っちゃうってやつですよ。
日銀にですね、お金をいっぱい刷らせてインフレを起こしちゃうっていう
「インフレ政策」です。まあ、これも増税の一種ですよ。
でも本当は、一番いい方法は、
世の中を豊かにするっていう方法なんですね。
そんな方法も合わせてですね、
どうやったら子供にツケを回さずに済むのかっていうのを
考えてみたいと思います。
公会計研究所の公会計方式っていうのは、
そうやって「この人でいいのか?」を明らかにするんです。
子供にツケを回さない人を見つけ出す。
皆さんの懐を豊かにする人を見つけ出す。
そういうことが会計でできるようになると、
世の中が豊かになるんですよ。
どうやるの? っていう方法はまた次回。
【youtube版(解説画像を含む)】
間違いだらけの政治家選び #01
May 15, 2016
17 min
