永瀬清子の世界
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#78「昔話」
3 minutes Posted Sep 22, 2025 at 2:30 am.
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「昔話」は、永瀬清子さんの両親の思い出話が題材となっています。娘には語れなかったけれども、孫には語った昔話。そこから、「親」をただ「親」という血のつながりとしてだけではなく、「長い人間のあたたかい鎖」でつながる一人の人間として感じているのです。つまり、祖母と孫という命のつながりとともに心のつながりがあり、年を経たからこそ語れる話、この人だからこそ語れる話ができたことで残すことができた思い出といえるでしょう。この詩は、単なる家族の思い出話ではなく、「語ること」「聞くこと」「残すこと」の意味を静かに問いかけてくるようです。<文・白根直子>