永瀬清子の世界
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#77「詩とは」
3 minutes Posted Sep 15, 2025 at 2:30 am.
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永瀬清子さんは、詩について考えたことを、折にふれて書き残しています。「詩というのは、『記憶に価する言葉の流れ』ではなかろうか」という書き出しに、まず心をつかまれます。これは、戦前に発表した詩集『諸国の天女』の短章「韻律の尺度」に「よき詩の一行は一たび会つて忘れない。/よき詩の一行は必ず暗記暗誦に堪える」と書いていることを思います。さらに、そうした言葉を見つけることは「何が価値あるかをつかむ仕事と結びついているので、だんだん自分の考えをはっきりさせていくことになる」。つまり、自らの価値観に照らして言葉を選ぶことの大切さを語っているのです。永瀬さんにとって、詩と生きることは両輪であったと思わずにいられません。<文・白根直子>