永瀬清子の世界
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#55 「朝になると」
3 minutes Posted Apr 14, 2025 at 2:05 am.
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永瀬さんは、子どもたちの成長も詩に書いています。「朝になると」には、娘の通学を見守る母親の心を詩に書きました。汽車で学校に通う娘・菜穂子。「小鳥のようにみえなくなる」、「出来たての風のようにたのしげにいくだろう」などからは、娘の若さや元気のよさが感じられますし、「とおいとおい見えない空の深さが/その上に燃えているだろう」には、娘に開かれている可能性や未来がまぶしく感じられます。母親自身の少女時代を思い出し、重ね合わせていたのでしょうか。そう思うと「矢のゆくえを見守る人のように」からは、時のうつりの早さがいっそう際立ってきます。この詩は、中学1年生の教科書にも載ったことがあり、学習の課題には「情景を想像しながら、朗読しましょう」とありました。永瀬さんの詩で気に入った詩があれば、朗読することで永瀬さんの世界が、より身近になるかもしれません。<文・白根直子>