永瀬清子の世界
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#53 「春になればうぐいすと同じに」
3 minutes Posted Apr 10, 2025 at 11:57 pm.
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「春になればうぐいすと同じに」は、永瀬さんが詩人として歩みはじめた頃を回想した詩といえるでしょう。17歳の時に『上田敏詩集』を読んで詩人を志した永瀬さん。「私は詩を書く人になりたいの/ほかには何もなりたくないわ」。この願いを抱いて70年以上歩んできた詩の道。「詩を書くのならうんと勉強しなくちゃ/感性だけに頼っていては駄目なんだ」と応援してくれたのは、京都帝国大学医学部にトップで入学した従兄でした。誰にも理解されないと思っていた願いを打ちあけることができた従兄がいて、さらに応援してくれたことは、永瀬さんにとってどれほど心強かったでしょうか。美しい時間、大切な時間は、あっという間に過ぎ去ってしまいます。かけがえのない理解者とともにあった春という季節。春になれば読み返したくなります。<文・白根直子>