Show notes
長い冬の終わりがやっと近づいてきました。目には見えないけれども、感じないではいられない春の訪れ。いつもと同じ景色なのに、どこか明るく感じられます。寒さで縮こまっていた心が少しずつほぐれていく様子は、明け方の空の色や、朝になり芽吹きつつある欅の梢が太陽の光の中で揺れる様子からもうかがえます。季節のめぐりは、ふとした瞬間に感じられるものですが、この詩を読んでいると、そうした感覚が全身で感じられるようです。この詩は、高瀬麻利子さん、谷川賢作さん、大坪寛彦さんによって結成された現代詩をうたうバンドDiVaが、曲を付けて歌っています。機会があれば聴いてみてください。<文・白根直子>

