Show notes
永瀬さんは、新年を題材にした詩も書いています。新しい年を迎えると気持ちが新たになります。それは、楓、柳、いちょうが落葉しても新たに芽吹いて葉を茂らせていくようです。そしてよい年であることを願うのは、今も昔も同じです。その願いは、皆それぞれですが、この短章に書かれた「私」の願いは、「私」の言葉が「ただしく人に聴かれうけとられる」こと、すなわち自分の言葉が聞き手や読み手に誤解されず正確に伝わることです。そして「私」も「人の言葉を受けとるための やさしい耳」、つまり他の人の言葉を善意のもとに受け取れるようでありたいと願うのです。自分と相手の立場を思いながら発する言葉。この番組でもそのような言葉で永瀬さんの人と作品を受け取ることができたら伝えられたらと願うのです。<文・白根直子>

