Show notes
まるで子どもの頃に戻ったかのように母親と過ごすあたたかいお正月の詩です。外は寒く疲れて熱が出ていても、母親の気配があるだけでほっとするような心持ちが感じられます。いくつになっても自分の心の中にいる子どもが出てきて、母親に甘えているようでもあります。そのうち「私」は、自分が生まれた時のことにも思いをいたすのです。永瀬さんのお母様は、安産であったことを明治三十九年二月十七日の日記に書いていました。多くの人に祝福されて生まれてきた永瀬さん。この詩を読む年末年始には、あらためて自分の来し方行く末を思い、こうしたあたたかい思いを大切にしたいと願わずにいられません。<文・白根直子>

