
「初対面なのに、なぜか話せてしまう人がいる」「やっていること」は違うのに、なぜか同じものを見ている気がする。沖縄で子ども・若者の居場所づくりに取り組んできた今木とも子さんと、インドで人身取引サバイバーのリーダーシップ育成に関わってきたTorii清水友美。場所も、テーマも、使ってきた言葉も違う二人が、なぜ出会い、なぜ共鳴したのか。今回は、二人の“出会い”を入り口に、支援、当事者性、部外者であること、境界線、そして「人が回復していく場」について語り合います。今日のトピック・ Torii清水と今木さんは、どう出会ったのか・ 今木さんの原点にあった、家庭の外にある居場所・ ご飯を食べることが、なぜ人を回復させるのか・ 「子どもの作るものには、ごまかしがない」と言われた記憶・ 沖縄で“よそもの”として感じた境界線・ 清水が先住民族コミュニティとインドで感じた“部外者”としての痛み・ 当事者ではない人が、当事者の役割を奪わずにできること・ 「待つこと」がなぜ支援の中でこんなにも難しいのか・ 成果、成長、インパクトを求める社会構造の中で、子どもや若者の声をどう守るか・ 自分の声で、自分のことを決める。その小さな積み重ね出会ったばかりなのに、深いところで通じ合ってしまうことがある。それはきっと、同じ答えを持っているからではなく、同じような問いを抱えてきたから。支援に関わる人にも、子どもや若者と関わる人にも、「誰かの声を聴く」とはどういうことかを考えたい人にも聴いてほしい回です。●この番組はToriiのPodcast 「ぽんと、とぶ」 は、社会の中で聞こえにくくなっている声に耳を澄ますPodcastです。人身取引、難民、若者支援などの現場で見えてくる、小さな違和感や、まだ言葉になりきらない問いを手がかりに、人と人、声と社会をどうつなぎ直せるのかを考えていきます。忙しい日々の中で、少し立ち止まって聴いてもらえたら嬉しい番組です。●今回のゲストNPO法人ちゅらゆい/理事 今木とも子さんNPO法人 ちゅらゆい|社会孤立する子ども・若者の自立支援団体参考記事:「家に帰りたくない」若者が安らげる 那覇に開いた夜の居場所 [沖縄県]:朝日新聞●おたよりフォーム番組の感想や、ご自身の体験、ふと浮かんだ問いなど、どんなことでもかまいません。どうぞ、お送りください。https://forms.gle/imZvq11PcJFfJsWG6●クラウドファンディングに挑戦中!6月20日より、Toriiではクラウドファンディングを開始しました。今回の挑戦は、活動資金を集めることだけが目的ではありません。私たちがインドで出会ってきた、人が本来持っている力や可能性、そして人と人との関係性の中から生まれる変化や希望を、より多くの方と共有していきたいと思っています。ぜひ周りの方にもシェアしていただけたら嬉しいです。▼クラウドファンディングページhttps://camp-fire.jp/projects/946447/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show
Jun 20
39 min

今回のエピソードでは、Toriiが新たに始めるフィールドスタディープログラム「Torii Academy」についてお話ししています。Torii Academyは、14年間インドで活動を続けてきたToriiが、現地の実践や対話を通して、社会課題を「知る」だけではなく、「自分自身と社会との関係性」を見つめ直していくために立ち上げたプログラムです。人身取引被害者がサバイバーリーダーへと変容していくプロセス。コミュニティの中で紡がれてきた関係性。そして、その場に実際に身を置くことでしか見えてこない“生きた感覚”。今回のエピソードでは、なぜ今Toriiがこの場を開こうとしているのか、そこにどんな願いが込められているのかを、共同創業者CEO・清水友美とともにお話ししています。また、「支援する/される」という関係を超えて、異なる背景を持つ人たちが、同じ場で問いを抱え、互いに影響を受けながら関係性を紡いでいくこと。その中から生まれる“国際連帯”についても触れています。社会課題に関心がある人だけではなく、「これまでのやり方で本当にいいんだろうか」「自分の見ている世界を少し違う角度から見てみたい」そんな問いを抱えている人にも、ぜひ聴いていただきたいエピソードです。【このエピソードで話されていること】・Torii Academyとは何か・なぜ今このプログラムを始めるのか・サバイバーリーダーと、ともにつくる場・“知る”を超えて、関係性を体感するということ・フレームワークや対話を通して、自分自身を見つめ直す時間・国際連帯基金の構想について・「社会課題を学ぶツアー」とは異なるTorii Academyの特徴【Torii Academyについて】Torii Academyは、インドを訪れながら、現地の実践や対話を通して「社会課題を見る」だけではなく、「自分自身がどう社会と関わっているのか」を見つめ直していくフィールドスタディープログラムです。現地では、サバイバーリーダーやソーシャルワーカー、コミュニティの人々と時間を共にしながら、ワークショップや対話、リフレクションを重ねていきます。特徴的なのは、日本からの参加者だけでなく、現地で迎える人たちもまた“参加者”として場を共につくっていくこと。「教える/教えられる」「支援する/される」という一方向の関係ではなく、互いの経験や問いを持ち寄りながら、新しい関係性を育んでいくことを大切にしています。また、参加費の一部は今後設立予定の「国際連帯基金」に積み立てられ、対話の中から生まれた草の根の取り組みへ還元されていく予定です。【関連エピソード】今回訪問する地域では、これまでのエピソードでも紹介してきたTRC(Tafteesh Resilient Community)の実践が行われています。#14 ・#15では、TRCが生まれた背景や、その中で見えてきた「情緒的剥奪」という視点についてお話ししています。また、「サバイバーリーダーシップ」については #11 でも詳しくお話ししています。あわせて聴いていただくことで、今回のエピソードをより立体的に感じていただけると思います。#11 サバイバーリーダーシップ ー傷は、関係性のなかでしか癒されない#14 part1 人身取引予防事業"TRC"とはなにか#14 part2 人身取引予防事業"TRC"とはなにか#15 情緒的剥奪とは何か【クラウドファンディングについて】Toriiでは、6月10日よりクラウドファンディングを開始予定です。概要欄にも情報を掲載していきますので、ぜひご覧ください。
May 23
24 min

今回のエピソードでは、前回に引き続き、Toriiが取り組んでいるTRCというプロジェクトについてお話ししています。#14では、この事業が生まれた背景とユニークさに焦点を当てました。#15では、その中で見えてきた「情緒的剥奪」という視点に焦点を当てていきます。情緒的剥奪とは、「大切にされている」「ここにいていい」と感じられるような、感情的なつながりや絆を十分に持てなかった状態を指します。それは特別な環境に限らず、どの社会や家庭にも起こりうるものです。TRCの調査では、貧困などの外的条件だけでなく、こうした要因が他の脆弱性と重なったときに、人身取引のリスクにつながる可能性が見えてきました。一方で、それ自体が必ず問題に直結するわけではなく、その後にどのような関係性や経験に出会うかが影響していく可能性も示されています。遠い問題のように見える出来事の中に、自分たちの日常や関係性とつながるものがあるのかもしれない。そんな問いをひらいていくエピソードです。【このエピソードで話されていること】・情緒的剥奪とは何か・それが生まれる背景・人身取引との関係性・日本とのつながり・サバイバーリーダーがもたらした革新的な視点【TRCとは】TRC(Tafteesh Resilient Community)は、2023年からインドで行われている人身取引予防事業です。従来の「犯罪を防ぐ」「啓発する」といったアプローチとは異なり、「予防とは何か」そのものを問い直すところから始まっています。特徴的なのは、外から介入するのではなく、サバイバー自身が主体となってコミュニティに入り、対話を通じて現場の実態を明らかにしていく点です。その中で見えてきたのは、貧困などの外的条件だけでなく、人との関係性や「大切にされている実感」の欠如といった情緒的剥奪要因が、人身取引の脆弱性と深く関係している可能性でした。TRCは、こうした気づきをもとに、コミュニティ・行政・警察などの関係性を紡ぎ直しながら、内側から予防を捉え直そうとする実践です。【Tafteeshとは】TRCは、2013年からインドで続けられてきた「Tafteesh」という取り組みを基盤としています。子どもや若者、コミュニティが主体となりながら、地域の中で子どもを守る仕組みを育てていく実践が積み重ねられてきました。TRCは、その実践を引き継ぎながら、新たな視点を加えて展開されています。Tafteesh公式ウェブサイトはこちら【クラウドファンディングについて】この取り組みを継続・発展させていくため、6月10日よりクラウドファンディングを予定しています。詳細は順次ご案内します。【関連エピソード】今回のエピソードの中でも触れている「サバイバーリーダーシップ」については、#11 で詳しくお話ししています。#14・#15 をより立体的に受け取っていただけると思います。あわせてご視聴ください。#11 サバイバーリーダーシップ ー傷は、関係性のなかでしか癒されない - ぽんと、とぶ —— 静かな声と社会をつなぐPodcast | Podcast on Spotifyエピソード内で清水が紹介した共同創業者Umaの映像はこちらよりご覧いただけます。トリイ 寄付|トラベルコンパニオン(月額寄付で社会変革に参加) — 一般社団法人Torii
Apr 25
24 min

このエピソード(後編)では、TRCというプロジェクトが持つ「3つの軸」に焦点を当て、実際のグループの事例とともにお話ししています。前編で見てきた背景やユニークさが、現場の中でどのように実践されているのか。抽象的な考え方が、具体的な関係性やプロセスとしてどのように立ち上がっているのかをたどっていきます。【このエピソードで話されていること】・TRCが大切にしている3つの軸・グループでの具体的な実践事例・関係性の中で起こる変化を見守るためのクラウドファンディング【TRCとは】TRC(Tafteesh Resilient Community)は、2023年からインドで行われている人身取引予防事業です。従来の「犯罪を防ぐ」「啓発する」といったアプローチとは異なり、「予防とは何か」そのものを問い直すところから始まっています。特徴的なのは、外から介入するのではなく、サバイバー自身が主体となってコミュニティに入り、対話を通じて現場の実態を明らかにしていく点です。その中で見えてきたのは、貧困などの外的条件だけでなく、人との関係性や「大切にされている実感」の欠如といった情緒的剥奪要因が、人身取引の脆弱性と深く関係している可能性でした。TRCは、こうした気づきをもとに、コミュニティ・行政・警察などの関係性を紡ぎ直しながら、内側から予防を捉え直そうとする実践です。【Tafteeshとは】TRCは、2013年からインドで続けられてきた「Tafteesh」という取り組みを基盤としています。子どもや若者、コミュニティが主体となりながら、地域の中で子どもを守る仕組みを育てていく実践が積み重ねられてきました。TRCは、その実践を引き継ぎながら、新たな視点を加えて展開されています。Tafteesh公式ウェブサイトはこちら【クラウドファンディングについて】この取り組みを継続・発展させていくため、6月10日よりクラウドファンディングを予定しています。詳細は順次ご案内します。【関連エピソード】今回のエピソードの中でも触れている「サバイバーリーダーシップ」については、#11 で詳しくお話ししています。#14・#15 をより立体的に受け取っていただけると思います。あわせてご視聴ください。#11 サバイバーリーダーシップ ー傷は、関係性のなかでしか癒されない - ぽんと、とぶ —— 静かな声と社会をつなぐPodcast | Podcast on Spotify
Apr 18
14 min

今回のエピソードでは、Toriiが取り組んでいるTRCというプロジェクトについて、その背景とユニークさに焦点を当ててお話ししています。人身取引という問題は、「売る人」「買う人」「被害にあう人」といった構造で語られることが多くあります。これまでの取り組みも、その構造に働きかける形で展開されてきました。しかし、現場で見えてきたのは、それだけでは届かないものがあるということ。TRCは、そうした問いから生まれた取り組みです。【このエピソードで話されていること】・従来の人身取引対策のアプローチとその限界・TRCが生まれた背景・このプロジェクトが持つユニークさ【TRCとは】TRC(Tafteesh Resilient Community)は、2023年からインドで行われている人身取引予防事業です。従来の「犯罪を防ぐ」「啓発する」といったアプローチとは異なり、「予防とは何か」そのものを問い直すところから始まっています。特徴的なのは、外から介入するのではなく、サバイバー自身が主体となってコミュニティに入り、対話を通じて現場の実態を明らかにしていく点です。その中で見えてきたのは、貧困などの外的条件だけでなく、人との関係性や「大切にされている実感」の欠如といった情緒的剥奪要因が、人身取引の脆弱性と深く関係している可能性でした。TRCは、こうした気づきをもとに、コミュニティ・行政・警察などの関係性を紡ぎ直しながら、内側から予防を捉え直そうとする実践です。【Tafteeshとは】TRCは、2013年からインドで続けられてきた「Tafteesh」という取り組みを基盤としています。子どもや若者、コミュニティが主体となりながら、地域の中で子どもを守る仕組みを育てていく実践が積み重ねられてきました。TRCは、その実践を引き継ぎながら、新たな視点を加えて展開されています。Tafteesh公式ウェブサイトはこちら【クラウドファンディングについて】この取り組みを継続・発展させていくため、6月10日よりクラウドファンディングを予定しています。詳細は順次ご案内します。【関連エピソード】今回のエピソードの中でも触れている「サバイバーリーダーシップ」については、#11 で詳しくお話ししています。#14・#15 をより立体的に受け取っていただけると思います。あわせてご視聴ください。#11 サバイバーリーダーシップ ー傷は、関係性のなかでしか癒されない - ぽんと、とぶ —— 静かな声と社会をつなぐPodcast | Podcast on Spotify
Apr 18
18 min

〇#13 part2のテーマは、「関係性を紡ぎなおす」とは何か後編では、実際の体験を出発点に、「自分との関係性を紡ぎなおす」とはどういうことなのかをひもといていきます。ワークショップの中で見えてきたのは、自分の内側にあるさまざまな声に気づき、それらを否定するのではなく、丁寧に開いていくプロセス。そして、深く聴き合う体験を通して、自分自身や他者との関係性が少しずつ変化していく感覚でした。こうした内側の変化は、個人の中にとどまらず、関係性の中で連鎖し、やがてコミュニティや社会へと広がっていきます。Toriiがこれまで取り組んできた実践の中でも、人が自らの力を取り戻していくプロセスが、周囲の関係性や意思決定を変えていく様子が見えてきました。「関係性を紡ぎなおす」とは、何かを新しく付け加えることではなく、すでに内側にある可能性やエネルギーにもう一度つながり直すこと。その小さな変化が、他者や社会との関係性にも影響を与えていく可能性について考えていきます。変化はどこから始まるのか。その問いに、静かに向き合うエピソードです。〇本ワークショップを創設した組織:Healing Between Worldsこのエピソードで紹介している「ギフトシードの旅」は、国や文化、立場の違いによって生まれる分断に橋を架けることを目的とした「Healing Between Worlds」が創設した体験型プログラムです。このプログラムは、外側の分断を変えようとする前に、まず自分自身の内側にある分断に耳を澄ませ、その癒しから始めるというアプローチを大切にしています。先住民族の叡智や多様な実践を統合しながら、個人の変容と社会の変化がつながっていくプロセスを育むことを目指しています。Healing Between Worldsは、マヤの叡智を受け継ぎ平和と意識の進化に取り組むウィンドイーグル氏と、個人や組織の本質的変容と文化間の架け橋づくりに取り組む関京子氏によって共同創設されました。詳細はこちらからご覧いただけます:https://healingbetweenworlds.org/ja/
Mar 28
20 min

〇#13 part1のテーマは、「ギフトシードの旅とは」Toriiの公式ウェブサイトでも語られている「変容」や「関係性の紡ぎなおし」。その背景にある考え方を、実際の体験を手がかりに辿っていきます。前半では、2026年2月末にToriiとして初めて開催した「ギフトシードの旅のワークショップ」を入り口に、このワークがどのようなものなのか、そしてTorii創設者・共同代表の清水自身がどのように出会ってきたのかをお話しします。私たち一人ひとりがすでに内側に持っている力や可能性。内側にある“分断”とは何か、そしてそれにどう向き合うのか。人身取引というテーマに向き合ってきた実践の中で、「被害者/加害者」という枠組みを超えていく可能性や、修復的な関係性へのまなざしがどのように立ち上がってきたのかにも触れていきます。また、ギフトシードの体験がどのようにToriiの原点と重なり、組織そのものの在り方や関係性に影響を与えてきたのか。後半では、ワークショップに参加したナビゲーター杏奈が実際に体験した事例をもとに、「自分との関係性を紡ぎ直す」というプロセスをさらにひもといていきます。〇本ワークショップを創設した組織:Healing Between Worldsこのエピソードで紹介している「ギフトシードの旅」は、国や文化、立場の違いによって生まれる分断に橋を架けることを目的とした「Healing Between Worlds」が創設した体験型プログラムです。このプログラムは、外側の分断を変えようとする前に、まず自分自身の内側にある分断に耳を澄ませ、その癒しから始めるというアプローチを大切にしています。先住民族の叡智や多様な実践を統合しながら、個人の変容と社会の変化がつながっていくプロセスを育むことを目指しています。Healing Between Worldsは、マヤの叡智を受け継ぎ平和と意識の進化に取り組むウィンドイーグル氏と、個人や組織の本質的変容と文化間の架け橋づくりに取り組む関京子氏によって共同創設されました。詳細はこちらからご覧いただけます:https://healingbetweenworlds.org/ja/
Mar 21
18 min

〇#12のテーマは、「Travel Companion(トラベルコンパニオン)」Toriiが新たに立ち上げた「Travel Companion」キャンペーン。その背景には、単なる“支援する/される”という関係を超えた、長年のパートナーシップの試行錯誤がありました。清水がインドでの活動を通して出会った「co-traveller(共に旅をする人)」という言葉。資金提供者と受け手のあいだに無意識に生まれるヒエラルキー、本音を言えば関係が壊れるかもしれないという恐れ、それでも隣に居続けるという選択。喧嘩や葛藤、涙を重ねながら育まれてきた関係性に、あとから与えられた名前が「co-traveller」でした。Travel Companionとは、完成された成果を“支える人”ではなく、不確実で揺らぎの多いプロセスそのものを共に歩む存在。うまくいかない時も、心が折れそうな時も、離れずに隣にいるという在り方です。変化が激しく、正解の見えない時代の中で、Toriiはどんな関係性を紡ぎたいのか。そしてその先で、声が届かない人たちの旅のコンパニオンになるとはどういうことなのか。このエピソードでは、「支援」を超えた“共に旅をする”という関係性の意味を、実体験をもとに深く辿ります。〇Travel Companionとは Travel Companionは、従来「マンスリーサポーター」と呼ばれてきた継続寄付のかたちを、「支える人/支えられる人」という構図ではなく、同じ問いを携えながら、それぞれの場所で歩み続ける仲間として捉え直したい、という願いから生まれた名前です。何かを「してあげる」存在であることよりも、迷いながら、立ち止まりながら、それでも同じ方向を見ている。Travel Companionは、そんな関係性を大切にしています。Toriiにとって継続的な寄付は、活動を続けるための資金であると同時に、「この歩き方を信じて、一緒に進んでくれる人がいる」という、関係性そのものの証でもあります。Doing(何をするか)よりも、Being(どう在るか)を大切にしながら、社会の見え方が少しずつ変わっていくプロセスに立ち会う仲間です。Travel Companionになると、どんなことがあるの?① 旅の途中から届く、小さな記録(すべてのTravel Companionへ)定期的に、ToriiからZineやvlogが届きます。それは、成果報告や活動紹介ではありません。Toriiの中で交わされている思考や迷い、立ち止まり、沈黙、問い。そうしたものを、きれいに整えすぎず、そのまま束ねた小さな記録です。たとえば、公開されていないPodcastの断片Toriiを取り巻く人や風景の写真/映像と、そこに置かれた問い忙しい日には、ぱらっと目を通すだけでも構いません。何かを理解しなくても、反応しなくても大丈夫です。それでも、「あなたもこの旅の途中にいる」という感覚だけが、静かに残ることを願っています。② もう少し内側に入ってみたいとき(希望のあったTravel Companionへ)もし余白があるとき、もう一歩だけ近づいてみたいと思ったら、こんな場も、少しずつひらいていきます。Torii Academy(フィールドスタディツアー)への優先的なご案内 ※第1回は、2026年7月上旬にインドでの実施を予定しています少人数で集まる、クローズドな対話の時間(日本語)Zine制作の一部に関わる機会(問いを寄せる、ひと言を書くなど)年に一度の、顔が見える集まり(オンライン参加可)どれも、「参加すること」が前提ではありません。入る/入らないは、いつでもご自身で選んでいただけます。私たちが大切にしているのは、同じ場に、同じ時間で、居合わせること。その関係性を、急がず、ともに育てていくことです。〇トラベルコンパニオンへのご登録はこちらキャンペーンは2月22日に終了していますが、トラベルコンパニオンへご登録は今後も随時受け付けています。※単発寄付ではなく「継続寄付」がトラベルコンパニオンに該当しますので、お手続きの際にどうぞご確認ください。
Feb 25
23 min

〇#11のテーマは、サバイバーリーダーシップ「人によって受けた傷は、人との関係性のなかでしか癒されない。」インドでの実践を手がかりに見えてくるのは、一人で乗り越えるリーダーシップではなく、「同志」とともに育っていくプロセスです。声を上げようとしたとき、「言ってもいい」と思える誰かがそばにいること。失敗しても、泣いても、受け止めてくれる関係性があること。その存在が、人を次の一歩へと導いていきます。この回で語られるサバイバーリーダーシップは、遠い国の特別な誰かの話ではありません。不確実さの中を生きる、私たち一人ひとりに返ってくる関係性のなかで育つリーダーシップの話です。〇トラベルコンパニオン“ Travel Companion (トラベル・コンパニオン)”は、従来マンスリーサポーターと呼ばれる継続寄付者に、「提供する人ー受け取る人」という構図ではなく、同じ問いを携えながら、異なる場所でかもしれませんが、一緒に歩んでいく仲間でありたい、という願いをこめてネーミングしました。Travel Companionは、DoingからBeingに私たちのフォーカスをシフトさせたいという願いを込めています。Toriiにとって、継続的な寄付は資金であると同時に、「この歩き方を信じて一緒に進んでくれる人がいる」という関係性の証です。多くの方と一緒に、この先のToriiのトラベルを一緒に歩んでいきたいと願っています。→ Travel Companionへのご登録は、こちらから〇Torii AcademyTorii初のインド・フィールドスタディプログラムです。インドというフィールドで、Toriiが長年関係を育んできたコミュニティを訪れ、当事者の声を、 誰かの解釈を通すのではなく、直接、その場で受け取る。学ぶために「教えられる」のではなく、関係性のなかで、自分自身の立ち位置が揺さぶられていくプログラムです。第1回実施時期:2026年7月11日~18日お問い合わせ:担当行政(ゆきまさ)[email protected]〇エピソード内で紹介したフィルム「Beyond Survival - 傷が、語りだす」(13分)〇エピソード内で触れた過去エピソード#9 声とサイレンスのあいだでhttps://open.spotify.com/episode/762pQ9I8Sn35iDOk6qc7Ie?si=thzilQXZQSCqhXsL4qeUhA
Feb 7
19 min

〇 #10 のテーマは、レジリエンス2026年最初のエピソードでは、Toriiのこれまでとこれからを静かにつないでいる「レジリエンス」というエッセンスを手がかりに話しました。13年間続いてきたインドでの人身取引事業。そして今、Toriiとして動き始めている、ロヒンギャ難民支援、脆弱性の高い若者に向けたリーダーシップ育成、オンライン詐欺・闇バイトという新しい形の人身取引への取り組み。テーマも場所も異なるこれらの事業は、一見すると別々のものに見えるかもしれません。けれど、そこには確かに同じ「手触り」が流れています。それは、誰かを「弱い存在」として扱うのではなく、人がもともと持っている力が、関係性や環境のなかで再び息を吹き返していくプロセスに目を向けること。インドでの具体的な経験を振り返りながら、レジリエンスを「個人の強さ」ではなく、「関係性のなかで立ち上がる力」として捉え直していきます。一見つながっていないように見えるものが、実は深いところでつながっている。その感覚は、「これまで」と「これから」が地続きであるという、ささやかな希望にもつながります。新しい年のはじまりに、自分の中や自分のまわりで、どんな関係性や空気がレジリエンスを育てているのか。そんな問いを、そっと手元に残すエピソードです。〇ことばの水脈コーナー【レジリエンス】※テーマに関連する言葉(例:レジリエンス、正義、差別、境界など)をひとつ取り上げて、その語源や歴史、文脈、誤解されやすい点などを簡単にひもとくコーナーです「レジリエンス」という言葉は、もともと物理学の分野で「跳ね返る」「元に戻る」といった意味を持つ言葉でした。そこから心理学や社会科学の文脈に取り入れられ、困難や逆境に直面したときに、再び立ち上がる力、回復する力として語られるようになります。レジリエンスはしばしば「折れない強さ」や「我慢して乗り越える力」として使われますが、悲劇や大きな困難を「乗り越えた証」としてだけ現れるものではありません。レジリエンスは、個人の内面にある資質ですが、あるかないか、だけではなく、育てていくことのできる資質です。人との関係性や、置かれている環境との相互作用のなかで育まれ、時に失われたり、取り戻されたりするものです。だからこそ、レジリエンスについて知ることは「その人が弱いか強いか」を判断するための言葉ではなく、組織や社会のなかで、どんな関係性や環境が、その人が持っているレジリエンスを引き出し、あるいは奪っているのかを読み解くためのレンズにもなると考えています。最近Torii共同代表の清水が、共同通信でこの「レジリエンス」に関する全8回の連載を行ってきました。12県の地方紙で掲載されていますので、ご興味がある方はお問い合わせください。Podcastのこのエピソードでは、「レジリエンス」という言葉を手がかりに、これまでの実践や、いま動き始めている取り組みのあいだを流れている、目には見えにくいけれど確かに存在している水脈を、少しずつたどっていきたいと思います。〇トラベルコンパニオン・キャンペーンがはじまりましたhttps://syncable.biz/campaign/9256Toriiは、社会課題を「解決する」前に、 その問いと向き合う私たち自身との関係性に、静かに立ち戻ることを大切にしています。私たちは、継続的に関わってくれる人たちを ”Travel Companion(トラベル・コンパニオン)”と呼んでいます。それは、支援する人/される側という関係ではなく、同じ問いを携えながら、それぞれの場所で、ともに歩く仲間でありたいからです。私たちは多くの方と一緒に、社会の見え方が少しずつ変わっていくプロセスの旅を、ともに問い続け、ともに歩んでいきたいと願っています。
Jan 17
19 min
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