永瀬清子の世界
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#62「父の思い出(一)」
3 minutes Posted Jun 2, 2025 at 2:57 am.
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「父の思い出」は、甘さとほろ苦さが交じり合いながら、時間の流れと記憶が人に与える影響を静かに語っているように感じられます。父は、若かった日の母の姿をいつも心に抱いていたのだと知った永瀬さん。そこから、人の心に残るイメージについて深く考え、「我々は四次元的に物をみている」という視点にたどり着きます。私たちが認識している現実世界は長さ、幅、高さで構成された三次元。ここに時間の要素を加えた四次元の視点を通じて、私たちは過去・現在・未来を一つの流れとして捉えることができるのです。永瀬さんは、こうした時間の流れを意識しながら、記憶の中の父を見つめ直し、これまでの父へのイメージが変化していることに気づきます。身近な人であっても知らないことはたくさんあり、そこから新たな魅力を発見できることを知ったのです。<文・白根直子>