残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"
残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"
kotaro zamma
アートとエンタメの真髄は真実を抉るノベーション(1199回)
20 minutes Posted Jul 24, 2024 at 3:31 pm.
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松尾スズキさん脚本・演出の舞台「ふくすけ2024 -歌舞伎町黙示録-」の凄さまじさにメッタうちに叩きのめされました


"薬剤被害によって障がいを持った少年“フクスケ”をめぐり、様々な境遇の登場人物たちが、底なき悪意と情愛に突き動かされながら、必死にもがき生きる姿を毒々しくも力強く描いた壮大な人間ドラマ"で


阿部サダヲさん、黒木華さん、岸井ゆきのさん、荒川良々さん、皆川猿時さん、松本穂香さんなどなど、まさに錚々たる俳優の共演という意味でも凄いのですが


ストーリーが激しすぎて、超エンタメで、とても複雑に入り組んでいて、めちゃくちゃダークで、とてもコミカルで、感情の深いところをエグっていて、見た後の衝撃と感動には言葉を失いました


この凄さはどこからきてるのか?一回見ただけでは到底辿り着けないのであと何回か必ず見に行くと心に決めました


松尾スズキさん曰く

"だから、今回の「ふくすけ」もすごくエンタメを意識して作っていますよ。これこそ外国の人に見てもらって、「日本人ってニコニコしながら、実はこんな怖いこと考えてるんだな」と思わせることで、日本がナメられないようにしたいですね(笑)"


(中略)


"まあそれでも、不謹慎と言われることに怯えて萎縮する風潮には抗いたいし、綺麗事を一切描かないという矜持(きょうじ)はあるんですけどね"


ここから私はイノベーティブポイントについて思いました

1、9人(組)のドラマが交錯

2、日本人バイアスの破壊

3、徹底的にタブーへの挑戦


とにかく様々なクセのある登場人物が約9名、次々と登場してきて、各々が様々な人生のドラマを抱えている中で交錯していく様を、一つの舞台で目まぐるしく描いていくところが凄まじいなと


プログラムに主要9名の人生ドラマを整理してくれているのですが、改めて見直して、そうだったそうだったと、めちゃくちゃ助かりました


また、松尾さんのインタビューにもあるとおり、日本の綺麗、安全というイメージを、バイアスとしてことごとくぶち壊していく様は衝撃的でした


これは成長または脱出パッションの塊のようなエネルギーが、かなりダークサイドに炸裂していく様を、エンタメとユーモア、そして一人一人に共感できる力で楽しく見てられるというのは、本当にすごいなと思いました


さらになかなか普通には扱うには勇気のいるテーマにも鋭く切り込んでいく様は、徹底的に今の世の中のタブーへ挑戦する、そんな意気込みが感じられました


イノベーションの世界では、真の課題に到達するために、ラテラルシンキングでそもそもの問題はどこにあるのか?という中で、サンクチュアリやタブーに隠されているのでは?というやり方もありますが


まさにその誰も語りたがらないところに、真の課題を求めて突っ込んで行ってる、そんなロック魂のようなものを感じました


目を背けてる中にこそ真の課題がある


エンタメそれを引き摺り出して我々の心に殴り込みをかける


アートは答えは出さないが問題を提起する


その二つの真髄を追求したような


アートとエンタメの真髄は真実を抉るノベーション


そんなことを思わせて頂きました


参考: 舞台:COCOON PRODUCTION2024 ふくすけ2024 -歌舞伎町黙示録-2024年7月9日0-8月4日日 THEATER MILANO-Zahttps://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/24_fukusuke/


動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/RTRUUaubHds