Show notes
毎週金曜日に配信している
姿勢治療家Ⓡ仲野孝明「姿勢が変わると、人生が変わる。」ラジオ
こんにちは。姿勢治療家(R)仲野孝明です。
この番組では、体の姿勢と生きる姿勢、より豊かに人生を生きるための姿勢力について話をさせていただいてます。
今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の構造
「何もしていないのに痛い」はなぜ?体には“使い方の歴史”がある
こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。
腰が痛くなった。
肩が痛くなった。
そんな時、
「昨日、何か重いものを持ったかな?」
「何か変な動きをしたかな?」
と、直前の出来事を振り返る方は多いと思います。
中には、
「何もしていないのに、急に痛くなったんです」
とおっしゃる方もいます。
でも、長年人の体を見ていると、痛みは必ずしも「昨日の何か」だけで起きているわけではないことが見えてきます。
5年、10年、15年。
毎日の座り方や立ち方、仕事、スポーツ、過去のけがなどが積み重なった結果として、ある日、痛みとして現れることがあります。
僕はこれを、
「体の使い方の歴史」
と呼んでいます。
「何もしていない」のではなく、積み重なっていたのかもしれない
たとえば、
重いものを持ったわけでもないのに腰が痛くなった。
咳やくしゃみをした瞬間に痛くなった。
本人からすると、
「たったこれだけで、どうして?」
と思います。
でも、その一回だけで考えるのではなく、それまでの体の使い方を振り返ってみる。
長い時間をかけて同じ場所へ負担をかけ続けていて、最後の小さなきっかけで症状として表に出てきた可能性もあります。
だから、
「痛くなった日の出来事」だけを見ても、本当の背景が分からないことがある
ということです。
痛い場所だけを見ても分からないことがある
腰が痛いから腰だけを見る。
膝が痛いから膝だけを見る。
もちろん、痛みがある場所を確認することは大切です。
ただ、人の体は全部つながっています。
たとえば右の股関節や膝に違和感がある方でも、調べていくと足首の動きに問題が見つかることがあります。
さらに話を聞いていくと、
「昔、反対側をけがしていて、長い間こちら側でかばっていました」
という話が出てくることもあります。
そうすると、
「なぜ今、この場所に負担が出ているのか」
が少しずつつながってきます。
今痛い場所だけでなく、
これまで、体をどう使ってきたのか。
そこを見ることが大切です。
初診で「体の年表」を書いてもらう理由
仲野整體では、初めて来られた方にこれまでの体の歴史を書いていただきます。
子どもの頃のけが。
学生時代にしていたスポーツ。
手術歴。
出産。
どんな仕事をしてきたか。
どんな環境で働いていたか。
睡眠は取れていたか。
一見すると、
「今の腰痛と関係あるの?」
と思うようなことまで振り返っていただきます。
50歳の方なら、50年分です。
丁寧に振り返れば、書くだけでも時間がかかります。
でも、その年表を見ながらお話を聞いていくと、
今の体につながるヒント
が見つかることがあります。
20歳まで戻って考えてみる
たとえば50歳の方に、
「20歳の頃はどうでしたか?」
と聞いてみます。
すると、
「学生時代は何ともなかったですね」
と答えられる。
では、いつから調子が悪くなったのか。
さらに聞いていくと、
「仕事を始めて何年か経った頃、初めてぎっくり腰になりました」
と思い出すことがあります。
その頃の仕事を振り返ると、
「一日中座っていました」
「ノートパソコンを使う時間が長かったです」
という話が出てくる。
そうすると、当時どんな姿勢で何時間過ごしていたのかが少しずつ見えてきます。
今だけを見るのではなく、
症状がなかった時代まで遡る。
すると「どこから体の使い方が変わってきたのか」が分かることがあります。
自分では左右差に気づいていないこともある
人間は、自分の体の癖には意外と気づきません。
診療中に、
「座った状態で右を向いてください」
「次に左を向いてください」
と確認すると、
右はよく回るのに、左はほとんど回らない。
そこで初めて、
「こんなに左右で違うんですね」
と驚く方もいます。
長い間その状態で生活していると、それが本人にとっての「普通」になっています。
だから、自分だけではなかなか気づけません。
体の左右差や動きにくさも、その人が歩んできた使い方の歴史の一部です。
食事や睡眠も含めて「今日の体」ができている
体の歴史は、姿勢だけではありません。
何を食べてきたか。
どれだけ眠ってきたか。
どんな仕事をしてきたか。
どんな生活を続けてきたか。
毎日のさまざまな積み重ねによって、今の体があります。
体だけを単独で切り離して考えるのではなく、
これまでどんな生活をしてきたのか
を見ることが大切です。
自分の体の「違和感」をメモしてみる
今回の番組の中で、いきさんから、
「体調の変化や、動きにくいところをメモするようになった」
という話がありました。
これはとてもいい習慣です。
人間の記憶は意外と曖昧です。
「腰が気になり始めたのは先月くらいかな」
と思っていても、以前の記録を見ると、もっと前にも同じことを書いていた。
そんなこともあります。
だから、
今日は腰が少し重かった
右肩が上がりにくかった
足首が硬く感じた
よく眠れた
体操をしたら動きやすくなった
といったことを簡単に残しておく。
紙の手帳でも、スマートフォンでも構いません。
記録することで、
自分の体へ意識を向ける時間
も自然と増えていきます。
古いバイクと体はよく似ている
僕は古いバイクに乗るのが好きなのですが、乗った後には気になったことを記録するようにしています。
「今日は何キロ走った」
「クラッチが少し気になる」
そんな小さなことです。
あとで整備をお願いする時、その記録があると、
「ここが少しおかしかったんです」
と具体的に伝えられます。
調整してもらえば、また気持ちよく乗ることができます。
体も同じではないでしょうか。
僕は患者さんに、
「自分の体は、一生乗り続ける乗り物です」
とお伝えすることがあります。
新しい車なら、何も気にせず乗っていても簡単には壊れません。
でも、長く使っていくほど小さな変化に気づいて、手入れすることが大切になります。
人間の体は、80年、90年と使っていくものです。
これほど長い間使うものは、なかなかありません。
だからこそ、
小さな違和感の段階で気づく。
姿勢治療家Ⓡ仲野孝明「姿勢が変わると、人生が変わる。」ラジオ
こんにちは。姿勢治療家(R)仲野孝明です。
この番組では、体の姿勢と生きる姿勢、より豊かに人生を生きるための姿勢力について話をさせていただいてます。
今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の構造
「何もしていないのに痛い」はなぜ?体には“使い方の歴史”がある
こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。
腰が痛くなった。
肩が痛くなった。
そんな時、
「昨日、何か重いものを持ったかな?」
「何か変な動きをしたかな?」
と、直前の出来事を振り返る方は多いと思います。
中には、
「何もしていないのに、急に痛くなったんです」
とおっしゃる方もいます。
でも、長年人の体を見ていると、痛みは必ずしも「昨日の何か」だけで起きているわけではないことが見えてきます。
5年、10年、15年。
毎日の座り方や立ち方、仕事、スポーツ、過去のけがなどが積み重なった結果として、ある日、痛みとして現れることがあります。
僕はこれを、
「体の使い方の歴史」
と呼んでいます。
「何もしていない」のではなく、積み重なっていたのかもしれない
たとえば、
重いものを持ったわけでもないのに腰が痛くなった。
咳やくしゃみをした瞬間に痛くなった。
本人からすると、
「たったこれだけで、どうして?」
と思います。
でも、その一回だけで考えるのではなく、それまでの体の使い方を振り返ってみる。
長い時間をかけて同じ場所へ負担をかけ続けていて、最後の小さなきっかけで症状として表に出てきた可能性もあります。
だから、
「痛くなった日の出来事」だけを見ても、本当の背景が分からないことがある
ということです。
痛い場所だけを見ても分からないことがある
腰が痛いから腰だけを見る。
膝が痛いから膝だけを見る。
もちろん、痛みがある場所を確認することは大切です。
ただ、人の体は全部つながっています。
たとえば右の股関節や膝に違和感がある方でも、調べていくと足首の動きに問題が見つかることがあります。
さらに話を聞いていくと、
「昔、反対側をけがしていて、長い間こちら側でかばっていました」
という話が出てくることもあります。
そうすると、
「なぜ今、この場所に負担が出ているのか」
が少しずつつながってきます。
今痛い場所だけでなく、
これまで、体をどう使ってきたのか。
そこを見ることが大切です。
初診で「体の年表」を書いてもらう理由
仲野整體では、初めて来られた方にこれまでの体の歴史を書いていただきます。
子どもの頃のけが。
学生時代にしていたスポーツ。
手術歴。
出産。
どんな仕事をしてきたか。
どんな環境で働いていたか。
睡眠は取れていたか。
一見すると、
「今の腰痛と関係あるの?」
と思うようなことまで振り返っていただきます。
50歳の方なら、50年分です。
丁寧に振り返れば、書くだけでも時間がかかります。
でも、その年表を見ながらお話を聞いていくと、
今の体につながるヒント
が見つかることがあります。
20歳まで戻って考えてみる
たとえば50歳の方に、
「20歳の頃はどうでしたか?」
と聞いてみます。
すると、
「学生時代は何ともなかったですね」
と答えられる。
では、いつから調子が悪くなったのか。
さらに聞いていくと、
「仕事を始めて何年か経った頃、初めてぎっくり腰になりました」
と思い出すことがあります。
その頃の仕事を振り返ると、
「一日中座っていました」
「ノートパソコンを使う時間が長かったです」
という話が出てくる。
そうすると、当時どんな姿勢で何時間過ごしていたのかが少しずつ見えてきます。
今だけを見るのではなく、
症状がなかった時代まで遡る。
すると「どこから体の使い方が変わってきたのか」が分かることがあります。
自分では左右差に気づいていないこともある
人間は、自分の体の癖には意外と気づきません。
診療中に、
「座った状態で右を向いてください」
「次に左を向いてください」
と確認すると、
右はよく回るのに、左はほとんど回らない。
そこで初めて、
「こんなに左右で違うんですね」
と驚く方もいます。
長い間その状態で生活していると、それが本人にとっての「普通」になっています。
だから、自分だけではなかなか気づけません。
体の左右差や動きにくさも、その人が歩んできた使い方の歴史の一部です。
食事や睡眠も含めて「今日の体」ができている
体の歴史は、姿勢だけではありません。
何を食べてきたか。
どれだけ眠ってきたか。
どんな仕事をしてきたか。
どんな生活を続けてきたか。
毎日のさまざまな積み重ねによって、今の体があります。
体だけを単独で切り離して考えるのではなく、
これまでどんな生活をしてきたのか
を見ることが大切です。
自分の体の「違和感」をメモしてみる
今回の番組の中で、いきさんから、
「体調の変化や、動きにくいところをメモするようになった」
という話がありました。
これはとてもいい習慣です。
人間の記憶は意外と曖昧です。
「腰が気になり始めたのは先月くらいかな」
と思っていても、以前の記録を見ると、もっと前にも同じことを書いていた。
そんなこともあります。
だから、
今日は腰が少し重かった
右肩が上がりにくかった
足首が硬く感じた
よく眠れた
体操をしたら動きやすくなった
といったことを簡単に残しておく。
紙の手帳でも、スマートフォンでも構いません。
記録することで、
自分の体へ意識を向ける時間
も自然と増えていきます。
古いバイクと体はよく似ている
僕は古いバイクに乗るのが好きなのですが、乗った後には気になったことを記録するようにしています。
「今日は何キロ走った」
「クラッチが少し気になる」
そんな小さなことです。
あとで整備をお願いする時、その記録があると、
「ここが少しおかしかったんです」
と具体的に伝えられます。
調整してもらえば、また気持ちよく乗ることができます。
体も同じではないでしょうか。
僕は患者さんに、
「自分の体は、一生乗り続ける乗り物です」
とお伝えすることがあります。
新しい車なら、何も気にせず乗っていても簡単には壊れません。
でも、長く使っていくほど小さな変化に気づいて、手入れすることが大切になります。
人間の体は、80年、90年と使っていくものです。
これほど長い間使うものは、なかなかありません。
だからこそ、
小さな違和感の段階で気づく。

