
毎週金曜日に配信している
姿勢治療家Ⓡ仲野孝明「姿勢が変わると、人生が変わる。」ラジオ
こんにちは。姿勢治療家(R)仲野孝明です。
この番組では、体の姿勢と生きる姿勢、より豊かに人生を生きるための姿勢力について話をさせていただいてます。
今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の構造・運動
姿勢を良くしようとして、無理にキープし続けるとかえって体が硬くなり、腰痛や疲労につながることがあります。大切なのは、最初に少しだけ正しい位置を意識し、崩れたら座り直すこと。そして、姿勢を自然に保てる体をつくるために、お腹・お尻の筋力、股関節の動き、日常の運動習慣を整えていくことです。特に、お尻の横の筋肉を使う動きや、階段・山道のような単調ではない動きは、姿勢保持にとても効果的です。良い姿勢は根性で作るものではなく、日々の体の使い方の積み重ねで身につけるものだとわかる内容です。
体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
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Jul 2

頭が冴えて眠れない夜に。姿勢治療家がやっている“クールダウン3選”(百会・頭皮・耳)
こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。今回は「頭が冴えて眠れない時」に、短時間でスッと落ち着くためのクールダウン方法を3つまとめます。
結論はシンプルです。眠れない時は、たいてい“興奮状態”に入っています。だからやるべきことは 興奮を鎮める方向に体を切り替える こと。
今日紹介する3つは、道具がなくてもできます。(お風呂の中でも、ベッドの上でもOKです)
眠れないのは「考えすぎ」より「体が興奮している」から
眠れない時、頭の中だけを止めようとしても止まりません。先に体を落ち着かせると、結果的に思考も静かになります。
ポイントは「首から上」をゆるめること。頭・頭皮・耳は、刺激するとリラックスに切り替わりやすい場所です。
クールダウン①:百会(ひゃくえ)を“静かに押さえる”
まず1つ目は、ツボでいう 百会。場所はだいたい、以下のイメージです。
両耳の上を結んだライン
鼻から頭頂部へ上がったライン
その交わるあたりの「頭のてっぺん」
ここが硬いと、緊張感が強くなりやすい。だから 百会をそっと押さえる と、全体が落ち着きやすくなります。
やり方(30秒〜1分)
指の腹で百会を見つける
強く押さない(“気持ちいい”の手前)
そのまま呼吸をゆっくり
コツ:押すより「置く」押し込むと逆に興奮する人もいるので、最初は“置く”くらいで十分です。
クールダウン②:頭皮を“スライド”させてゆるめる(ヘッドスパの原理)
2つ目は、頭皮マッサージ。ヘッドスパで寝てしまう人がいるのは、頭皮がゆるむと体もゆるみやすいからです。
ここで大事なのは「揉む」より スライド。
皮膚って、よく動く場所はスライドします。逆に、スライドしづらい場所は“要注意”で、そこが緊張の溜まり場になりやすい。
やり方(1〜3分)
指を5本使って頭皮をつかむ(髪ではなく“皮膚”)
上下・左右に“皮膚ごと”ずらす
スライドしにくい場所は、少し丁寧に
おすすめタイミング
お風呂の湯船の中(最強)
シャンプー中(泡立ちも良くなるし、頭皮もゆるむ)
ベッドの上(力を抜いてやれる)
クールダウン③:耳をゆるめる(タブー級に効く人がいる)
3つ目は、耳。これ、実は“効く人がめちゃくちゃいます”。
耳は反射区(ツボ)が多い場所で、刺激すると体が変化しやすい。「痛い場所」があるなら、そこは“つながり”が出ているサインのこともあります。
やり方(1〜2分)
耳全体を指で触って、痛いところを探す
痛い場所は強く揉まない(痛気持ちいい範囲まで)
引っ張る/軽く回す/折りたたむように動かす
耳の穴の周り(硬い場所)もやさしく触る
注意:痛みを“消す”がゴール強刺激でねじ伏せると逆効果になることがあるので、「痛くない状態に近づける」くらいで止めてください。
3つを“夜のルーティン”にするなら、この順番
おすすめはこの流れです。
百会を押さえる(静かにスイッチOFF)
頭皮をスライド(体の緊張を落とす)
耳をゆるめる(深いリラックスに入れる)
終わったら、最後にこれだけ。
呼吸をゆっくり(吸うより“吐く”を長めに)
よくある失敗:頑張りすぎて逆に目が冴える
眠れない時ほど、真面目な人は「ちゃんとやろう」とします。でもクールダウンは、頑張った時点で興奮します。
強く押さない
早く結果を出そうとしない
できた/できないを評価しない
「気持ちいい」「ゆるんだ」だけで十分です。
まとめ:眠れない夜は“頭を止める”より“頭をゆるめる”
今日の結論。
百会:頭頂部を静かに押さえる
頭皮:揉むよりスライド
耳:痛いところを優しくほどく
最後は呼吸:吐くを長めに
眠れない夜に、1つでもいいから試してください。続けると「眠れない」が減っていきます。
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Jun 25

巻き肩・四十肩の本当の入口は「肋骨」だった|肩より先に動かすべき場所
こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。今回のテーマはシンプルに 「肋骨を動かしましょう」 です。
巻き肩、猫背、四十肩・五十肩。多くの人は「肩を開こう」「肩甲骨を寄せよう」と頑張ります。
でも、先に言います。肩だけをいじっても、戻ります。なぜなら、巻き肩の“スタート地点”は、肩より手前にあるからです。
それが 肋骨(胸郭) です。
巻き肩は「肩が悪い」より先に、肋骨が内側に入っている
巻き肩は、形(見た目)だけの問題に見えます。でも実際は、体の中でこういう順番が起きています。
肋骨が内側に入ってくる(胸郭が固まる)
その結果として、肩が巻いてくる
肩の位置が崩れ、動かしにくくなる
四十肩・五十肩、肩の痛みに繋がるケースがある
つまり、肩を整えるには「肋骨が開く」ことが先。肩の“いいポジション”は、肋骨が動いて初めて取れます。
肩を動かすには「肋骨を動かす」—呼吸もしやすくなる
肋骨が固いと、肩の可動域だけじゃなく、呼吸にも影響が出ます。
肩が上がりやすい
胸が広がらない
深呼吸が浅くなる
体が緊張しやすい
逆に言うと、肋骨が動くと、
肩が軽くなる
胸が広がる
呼吸が入りやすくなる
日常の不便が減る(肩まわりの動作がラクになる)
肋骨ってどうやって動かすの?答えは「背骨」と「歩き方」
肋骨だけを単体で動かそうとしても、難しいです。肋骨は“背骨(胸椎)”とセットで動きます。
① 背骨を回す(胸椎の回旋)=肋骨が自然に動く
体をねじるような動きで、背骨が回ると、肋骨も一緒に動きます。
② 歩き方が悪いと、肋骨は動かない
足だけで歩いていると、肋骨は動きません。だから普段から意識してほしいのはこれ。
背伸びして、頭を上に引っ張り上げる
背骨を“軸”にする
腕を小さくでも振って、体幹を回す
「歩く=肋骨が動く」に変えるだけで、肩も呼吸も変わります。
すぐできる:肋骨を動かす3つの超シンプル習慣
ここからは、今日からできる話です。
1)背伸び+深呼吸(基本)
背伸びして、胸を上へ
ゆっくり吸って、ゆっくり吐く
「胸が横に広がる」感覚を探す
2)背伸びしたまま、軽く横に倒して呼吸(硬いところを膨らませる)
背伸びのまま、体を少し横へ
硬い側(膨らみにくい側)へ空気を入れる
「そこがストレッチされる」感覚が出たらOK
3)“バケツの持ち手”イメージで深呼吸(最強に分かりやすい)
肋骨の動きは、よく「バケツの持ち手」に例えられます。
バケツの持ち手が 上がる ときの動き
あれが肋骨の動きのイメージ
このイメージで深呼吸すると、胸が横に広がりやすくなります。
ランナーにも直撃:肋間筋(肋骨の間)が疲れるのは“呼吸で動き続けている”から
長距離を走ると、肋骨の間が疲れる人がいます。これ、実は自然です。
呼吸は、肋骨を動かし続けます。つまり、肋間筋(肋骨の間の筋肉)が働き続ける。
だからランナーほど、肋骨が固まっていると不利です。
呼吸が浅くなる
上半身が固まりやすい
肩が巻きやすい
腕振りが小さくなり、背骨が動かない
結果、フォームが崩れる
走る人ほど、肩より先に肋骨を動かす。これ、かなり効きます。
最後に:体を変えるコツは「センサーを持つ」こと
大事なのは、特別な運動よりも、気づくことです。
動かないところに気づければ、あとは 動かすだけ でいい。
僕らがよくおすすめするのは、シンプルにこれです。
骨格(骸骨)の模型や図を見て
「自分の体は今どこが動いてない?」を考える
体を“感覚だけ”でなく、構造で見る。これができると、姿勢改善は一気に加速します。
まとめ:今日の結論は1つ
巻き肩や肩の不調を変えたいなら、肩より先に「肋骨」を動かそう。
肋骨が内側に入る → 肩が巻く
肋骨が動く → 肩が軽くなる/呼吸が深くなる
背骨と歩き方が鍵
深呼吸と横倒し呼吸が最短ルート
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Jun 18

今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「運動・精神」の話です。
7Days飛脚380【後編】
富士山と暴風雨、そして青山ゴールで起きたこと(創業100周年の“走る祝祭”)
こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。今回は、仲野整體創業100周年企画「7Days飛脚380」後編(ステージ5〜7:静岡→東京青山)のお話です。
前編で“雨と準備の現実”を越えてきた僕らですが、後編はまったく別の顔を見せてくれました。富士山がずっと見える最高の一日と、暴風雨で判断が試される一日。そして最後は、青山で「この企画は一人の挑戦じゃなかった」と確信するゴールが待っていました。
後編のざっくり全体像(ステージ5〜7)
ステージ5:静岡 →(富士山と海がずっと見える“ご褒美の日”)
ステージ6:天候が怪しくなり、判断の質が問われる
ステージ7(最終):平塚 → 東京青山(人の熱量が一気に集まる)
※この後編は「走った距離」よりも、整ったリズム/崩れる条件/支えてくれる人が主役になりました。
ステージ5:富士山が“ずっと左に見え続ける日”
この日は、天気に恵まれました。想像以上に富士山が綺麗で、左に富士山、右に海(伊豆半島が見える)という、走っていて気持ちが上がる景色。
こういう日は、フォーム(姿勢)が整うんです。景色が良いと、呼吸が深くなる。呼吸が深いと、胸郭が動く。胸郭が動くと、脚が勝手に出る。
逆に言えば、景色が良いから楽しいだけじゃない。体は、環境で整う。これも、姿勢の一部です。
ホテル泊が“回復の質”を底上げした
7日間連続で動く企画は、勝負が「回復」に寄っていきます。
今回、ホテル泊だったことで、
風呂に入れる
食事が確実に取れる
夜は“寝る”がはっきりする
生活リズムが作れる
この「当たり前」が、連日行動の安定感につながりました。
整うって、気合いじゃない。整うって、仕組みです。
暴風雨の日:一番大事なのは“走力”じゃなく“判断”
後編の山場は、暴風雨の局面でした。こういう日は、根性で押すと壊れます。
実際、膝を当てて出血したり、足のトラブル(マメ・痛み)が出たり。「大丈夫です」と言っていても、見たら大丈夫じゃないことがある。
ここで効くのが、チームの存在。今回は、千春さんが大人の判断をしてくれて、結果的に安全側に寄せられた。
こういう場面で分かります。
“継続”は、気合いではなく判断の積み重ね。姿勢改善も同じで、無理して続けると壊れる。続けるなら、壊れない形に変える。
足のトラブルは「手入れの差」で増幅する
連日行動では、足は確実に消耗します。雨で濡れて、擦れて、ふやけて、マメができる。
ここで大事なのは、シンプルにこれです。
早めに手当てする
テーピングや保護で“悪化の連鎖”を止める
装備を加工してでも、継続できる状態に寄せる
速く走れる人より、整備できる人が最後まで残ります。
平塚→青山(最終):神奈川は“平らじゃない”
最終日は平塚から東京へ。これが、想像以上に“アップダウンと街のクセ”がある。
途中でイレギュラーが起きたときほど、余裕がなくなる。だからこそ、最後は「ペース」ではなく「整える」に戻る。
呼吸を戻す
体幹を締め直す
足裏の感覚を取り戻す
焦りのスイッチを切る
最後に強いのは、メンタルが強い人じゃない。整え直せる人です。
ゴール(東京青山):この企画は“一人の挑戦”じゃなかった
青山のゴールでは、合流が重なって人数が増え、写真を見ても「すごい人数だな」と思う熱量が集まった。合流するたびに泣いてくれる人もいて、「本当に来れたんだ」と驚く人もいた。
ここで僕が確信したのは、これです。
挑戦は、一人で始められる。でも、物語は“人が乗ってきた瞬間”に生まれる。
ポッドキャスト10年も同じでした。最初は誰も聴いてないと思った。でも続けたら、いつの間にか、誰かの人生に入り込んでいた。
発信も姿勢も、結局“積み上げ”しか勝たない
後編で一番伝えたい学びは、これです。
景色が良い日もある(富士山がずっと見える)
条件が最悪の日もある(暴風雨)
足が痛む日もある
判断が遅れれば壊れる
それでも進むには、才能でも根性でもなく、
整える → 進む → 整える → 進むこの反復しかない。
姿勢改善もまったく同じ。調子がいい日だけやる人は、変わらない。崩れた日に整え直せる人が、変わる。
もし今、
最近疲れが抜けない
動きたいのに体が重い
痛いところだけ対処して、結局戻る
続けたいのに続かない
そんな状態なら、見直すべきは筋トレより前に「体の使い方(姿勢・動作・重力の使い方)」です。
仲野整體 東京青山では、痛い場所だけを見るのではなく、なぜそこに負担が集まったのかを、全身の動きから整理して整えていきます。
姿勢が変われば、人生が変わります。
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Jun 11
32 min

今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「運動・精神」の話です。
誰も聴いていないかもと不安になる時期から10年。続けた先に起きたこと(そして、7Days飛脚380へ)
2016年6月3日。ポッドキャストの第1回を配信しました。 そこから10年。気づけば、全国、そして世界にもリスナーがいる。
でも正直、最初の数年は「誰も聴いてないんじゃないか」と思っていました。 止まりそうになった回もある。それでも続けていたら、100回の壁を越え、そこからさらに400回と積み上がっていった。
10周年の節目に、改めて確信したことがあります。
発信も、姿勢も、人生も——“積み上げたものしか残らない”。
そして今年、仲野整體は創業100周年。僕は「祝う」方法も、身体で語ると決めました。
10年続けて分かったのは「才能」じゃなく「止めない」
10年って長いようで、一瞬です。ただ、10年を“10年”にするのは特別な才能ではありません。
反応が見えない
誰も聴いてない気がする
続ける意味が分からなくなる
止まりそうになる
それでも、やめない。100回で止まりかけても、また1回やる。
これ、姿勢改善と同じです。
一回整えて終わりじゃない。生活があるから、体は戻る。だから、また整える。戻る前提で、積み上げた人だけが変わる。
たった一言が、人生を動かすことがある
この番組を始めるきっかけは「一言」でした。「ポッドキャストやってみたらいいんじゃない?」
10年経って分かります。あの一言は、当時の僕にとって“未来の道具”だった。
そして、続けられたのは僕一人の力じゃない。質問を投げてくれた“いきさん”がいたから答えられた。 聞いてくれた人がいたから続いた。
人は一人で走れる。でも、続けるのは案外一人じゃない。
100周年は「座って祝わない」。動いて伝えると決めた
仲野整體は創業100周年。僕が一番伝えたい言葉はシンプルです。
人間は動物だ。 動くことで整う。(血流も、体調も、巡りが変わる)
なら、祝う方法もそれでいい。座って語るより、動いて見せる方が伝わる。
そうして始まったのが、四日市から東京青山までをつなぐ「7Days飛脚380」です。
準備のリアル:Googleマップと「時間の見える化」が勝負だった
実は、走ることより大変だったのは準備でした。
やったことは、地味ですが超重要。
どこを通るか(旧道と現道を混ぜる)
どこで泊まるか(これが一番難しい)
1日にどれだけ進めるか
途中合流・応援が起きる“余白”を残す
予想時間を作って、地図上に落とす
「いつ何時ごろになるの?」に答えられるようにする。これができると、応援も合流も“現実の行動”に変わります。
前半戦(ステージ1〜4):雨と暴風の中で見えたもの
前半は、思った以上にハードでした。ずぶ濡れのレベルが違って、靴の中が長靴みたいになる。足裏がふやけてやられる。 本当はクリームを塗ったり、マメにやるのに、そこを少し手抜きしたのが後で響く。
でも、きつい時に支えてくれるのは「根性」じゃなくて、だいたい人です。
浜松の鰻で、空気が変わった
差し入れを美味しくいただいて、そこから元気になって、また走り出せた。 こういう瞬間が、旅を「挑戦」から「物語」に変える。
鈴木さんが合流して、流れが変わった
静岡の途中で鈴木さんが合流。途中でお寿司も。 「平塚までで帰ります」と言っていたのに、楽しくて「もう1日行きます」。結果、東京まで来てくれて、一番一緒に走った人になった。
途中から“走りながらGPSを見て応援する人”も出てきた。 こうなると、もう単なる個人挑戦じゃない。場が生まれる。
発信も、姿勢も、飛脚も「構造」は同じだった
10年の発信と、7日間の飛脚。全然違うようで、構造は同じです。
最初は反応がない(誰も聴いてない/誰も来ないかもしれない)
止まりかける(100回の壁/暴風雨の壁)
それでも一回進む
誰かが乗ってくる(質問が来る/合流が起きる/応援が生まれる)
続けた人にしか見えない景色が出る
だから僕は、これからも繰り返し言います。
人間は、動くことで整う。 動ける体は、人生の自由度そのものです。
あなたへ
もし今、
動きたいのに体が重い
年齢のせいだと諦めかけている
痛いところだけ対処して、結局戻る
そんな状態なら、見直すべきは筋トレより前に「体の使い方(姿勢・動作・重力の使い方)」です。
仲野整體 東京青山では、痛い場所だけを見るのではなく、なぜそこに負担が集まったのかを、全身の動きから整理して整えていきます。
姿勢が変われば、人生が変わります。
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Jun 4

今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「運動」の話です。
運動が止まると、体も止まる。忙しい人ほど「少し動く」を取り戻したい理由
こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。
今回は、**「運動をやめないことの大切さ」**についてお話しします。
忙しくなると、真っ先に削られやすいのが運動の時間です。仕事、家事、予定、移動。毎日をこなすだけで精一杯になると、「今日はいいか」が続いてしまう。
でも実際には、運動をやめることは、体を止めることにつながります。そして止まった体は、年齢とともに確実に動きにくくなっていきます。
今日は、なぜ少しでも動き続けることが大事なのか、そして何から始めればいいのかを、わかりやすくお伝えします。
動き続けている人は、年齢を重ねても回復が早い
日々たくさんの方の体を拝見していると、はっきり感じることがあります。
それは、運動を継続している方ほど、年齢を重ねても体の治りがいいということです。
80歳近くなっても、普段から体を動かしている方は動きがいい。何か不調が出ても、そこからの回復が早い。逆に、長く動かなくなっている方ほど、背骨が硬くなり、構造的に動きにくい体になっていきます。
つまり、体を長く使いたいなら、**「元気になったら動く」ではなく、「動いているから元気でいられる」**という視点が大事です。
運動は、激しいものだけではない
「運動」と聞くと、走る、筋トレする、汗をかく、息が上がる。そんなイメージを持つ方が多いかもしれません。
もちろんそれも運動です。ですが、もっと手前の段階でも十分に意味があります。
たとえば、
寝たまま大きく手を伸ばす
普段動かさない方向に体をひねる
立ち上がる回数を増やす
つま先立ちをする
少し長めに歩く
これも立派な運動です。
大事なのは、今日の自分の体がどこまで動くかを確認することです。確認しない体は、少しずつ動かなくなっていきます。
「最近運動していないな」と思う方ほど、まずは大きく伸びることから始めてください。それだけでも、体への意識は確実に戻ってきます。
最初の一歩は、小さくていい
いきなり完璧を目指す必要はありません。
歩けるならウォーキング。歩くのがつらいなら、立ち上がることから。膝や腰に不安があるなら、水の中で動くのもいい。
要するに、やりやすいことから手を伸ばせばいいのです。
ここで止まってしまう人の多くは、「何をやれば正解か」を考えすぎています。でも、最初に必要なのは正解ではありません。再開することです。
ジムでも、ピラティスでも、ウォーキングでも、自転車でも構いません。一番最初に思いついたものを、まず一度体験してみる。それで合わなければ変えればいい。そのくらいで十分です。
年齢が上がるほど、運動の頻度は大事になる
若い頃は、多少サボっても戻せます。でも年齢を重ねるほど、間が空いた時の落ち方が大きくなります。
だからこそ、60代、70代になったら、**「たまにやる」より「こまめにやる」**ことが大切です。
目安としては、
70代なら毎日1回は体を動かす
週5回、1回30分で合計150分
60代でもできれば週5回、少なくとも3回は確保したい
これくらいの頻度で動いている方は、やはり変わります。
実際に、70代で週3回のジムとパーソナルトレーニングを組み合わせてから、明らかに体が良くなった方もおられます。
結局、差が出るのは才能ではなく、時間の使い方です。
食事の時間を決めるように、「この時間は動く」と予定に入れてしまう。それができる人から、体は変わっていきます。
運動は、AIには代行できない
便利な時代になりました。仕事も効率化され、情報もすぐ手に入るようになりました。
でも、ひとつだけ代行できないものがあります。
それが、自分の体を動かすことです。
AIが考えることは手伝ってくれても、血流を回してくれるわけではない。背骨を動かしてくれるわけでもない。毛細血管の先まで血液を届けてくれるわけでもありません。
だからこそ、自分で動くしかない。ここは誰にも代わってもらえない部分です。
そして、この“代われないこと”こそが、健康の本質だと私は思っています。
目標があると、人は動きやすくなる
私自身もそうですが、目標がないとサボりやすくなります。
だからこそ、「ちょっと頑張らなければいけない目標」をあえて入れるようにしています。
大会でもいい。イベントでもいい。旅行でも、山でも、何でもいい。
少し先に目標があると、体が起きてきます。日々の過ごし方も変わります。
実際に、半年間走る習慣を継続した女性が、以前よりはるかに長い距離を走れるようになり、20km以上走れた時に「人生で一番走れた」と喜ばれていました。
人の体は、正しく積み上げれば、思っている以上に変わります。
そして一度そのサイクルができると、昔好きだった登山やスポーツにも、もう一度いい形で戻っていけるようになります。
運動を始めると、生活全体が整っていく
運動を始めると、体だけが変わるわけではありません。
たとえば、
靴の滑りやすさに気づく
服の動きやすさがわかる
自分に合う道具を探すようになる
他の人から誘われる機会が増える
行動範囲が広がる
こうして、生活全体が少しずつ変わっていきます。
しかも、運動用のウェアや装備は、災害時にも役立ちます。乾きやすく、動きやすく、自分の体を安全に運べる。
そう考えると、自分を運べる体と服を持っていることは、かなり大事な備えでもあります。
迷うなら、未知の世界に一度入ってみる
もし今、何も運動していないなら、私は「やれそうだけど未知の世界」に一度入ってみるのをおすすめします。
たとえば、
ピラティス
暗闇バイク
ジムの体験クラス
朝のウォーキング
軽いランニング
やってみると、想像と全然違うことがよくあります。
大事なのは、考えすぎて止まることではなく、印象を自分で確かめにいくことです。
最初の数ヶ月続けるだけで、リズムができます。リズムができると、視野が広がります。そこからやっと、自分に合うものが見えてきます。
去年より動いていれば、体は必ず変わる
運動を続けると、血液循環が良くなります。代謝が上がります。免疫力も上がっていきます。
背骨を動かし、末端まで血液を送り、また戻す。この循環があるから、人の体は整っていきます。
難しいことはいりません。
May 28

今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造」の話です。
椅子の高さを1cm変えるだけで、体は変わる
同じ姿勢を続けないことが、デスクワーク時代の体を守るコツ
こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。
今回は、見落とされがちですが、実は体に大きな影響を与える「椅子の高さ」についてお話しします。
多くの方が、椅子は一度合わせたらそのままでいいと思っています。ですが実際は、椅子の高さがたった1cm違うだけでも、股関節の角度や骨盤の立ち方、背中の伸び方まで変わります。
そして、もっと大事なのは、ずっと同じ高さで座り続けないことです。
椅子の高さは、固定しないほうがいい
「椅子の高さは、頻繁に変えてもいいのでしょうか?」
これはとてもいい質問です。答えは、むしろ頻繁に動かしたほうがいいです。
私自身、仕事中や収録中でも椅子の高さを変えることがあります。
椅子を少し高くすると、股関節の角度が変わり、骨盤を立てやすくなります。逆に少し低くすると、足にかかるバランスが変わります。
つまり、椅子の高さを変えるだけで、体にかかる負担の場所も変わるのです。
人間の体は、ずっと同じ位置に居続けるようにはできていません。だからこそ、左右、前後、上下に少しずつ変化をつけながら座ることが大切です。
同じ姿勢を続けると、体は固まる
長時間座ったあとに立ち上がって、
腰が伸びにくい
すぐに動き出せない
体が固まった感じがする
こうした感覚がある方は多いと思います。
これは、同じ姿勢を長く続けたことで、体の組織がその形に固まりすぎているサインです。
座っている時間そのものだけが問題なのではありません。「変わらないこと」が問題なのです。
机の高さを調整する方はいても、椅子の高さまで気にしている方は意外と少ないです。ですが、机だけでなく椅子も一緒に調整すると、股関節が楽になり、背中の伸び方もかなり変わります。
高さ調整ができない椅子でも工夫できる
「自宅や職場の椅子は高さが変えられない」
そういう方もいると思います。その場合は、お尻の下にタオルを入れるだけでも十分変化が出ます。
ほんの少し高さが変わるだけでも、座り心地や腰の伸びやすさは変わります。
特別な道具がなくてもできます。まずは身近なもので調整してみることです。
これは車の運転中も同じです。私は運転中でも、シートポジションや背もたれの角度をこまめに変えることがあります。
長時間同じ姿勢でいることを前提にしない。この発想が、体を守る上ではとても重要です。
AI時代は、ますます座りっぱなしになりやすい
最近は、AIを使って仕事をする時間がかなり増えました。私自身も、複数のAIを同時に使いながら、文章を作ったり、指示を出したり、考えを整理したりしています。
そうすると、あっという間に時間が過ぎます。気づけば、1時間に1回やろうと思っていた背伸びすら忘れてしまうことがあります。
それくらい、今のデスクワークは没頭しやすい。しかもAIを使うと、以前なら外注で何十万円もかかりそうな作業が、自分で数時間でできてしまうこともあります。
便利です。でもその分、体を置き去りにしやすい時代でもあります。
だからこそ、作業効率だけでなく、作業中の姿勢環境を最初に整える必要があります。
モニターの高さも、仕事の質を左右する
デスクワーク環境では、椅子だけでなく、モニターの位置も重要です。
モニターが低いと、頭が前に落ちやすくなり、首や背中、腰への負担が増えます。最初にモニターを高い位置へセットしておくだけで、体の使い方はかなり変わります。
ところが職場では、「そういう環境を整えるのはベテラン社員だけ」みたいな空気があることもあります。
でも本当は逆です。新人こそ、最初から正しい環境が必要です。
悪い姿勢のまま何年も仕事を続けてから直すより、最初から負担の少ない環境で働くほうがいいに決まっています。
これは個人の問題ではなく、職場全体で考えるべきことです。
AIを使うなら、「立って始める」がコツ
AIは、今やただの道具ではありません。私にとっては、怒らない事業パートナーのような存在です。
何度同じことを聞いても、文句を言わず、丁寧に返してくれる。だからこそ、つい作業が止まらなくなります。
そんな時におすすめなのが、まず立って始めることです。
立った状態で作業を始める。少し疲れてきたら座る。そして「もう少しで終わらせよう」と意識する。
この流れのほうが、最初からだらっと座り込むより、体への負担を減らしやすいです。
椅子の「真ん中」の高さを試してみる
高すぎる、低すぎる、ではなく、中間の高さを試してみるのもおすすめです。
椅子を真ん中くらいの高さにすると、股関節が自然に下がり、骨盤の真下に足がきやすくなります。すると、体が「くの字」に近い形になり、腰が伸びやすく、座りやすくなります。
この位置は、やってみると意外と楽です。ずっと同じ設定にしている方ほど、試す価値があります。
まずは1cm、椅子の高さを変えてみてください
体を変えるために、何か大きなことを始める必要はありません。
まずは、
椅子の高さを1cm変える
タオルを1枚入れてみる
背もたれの角度を少し変える
立って作業を始めてみる
そのくらいで十分です。
大事なのは、同じ姿勢に留まり続けないことです。
仕事で椅子を使う方は、できれば上下する椅子を選ぶ。難しい場合は、タオルなどで調整する。そして、座る位置や高さを少しずつ変えながら、自分の体に合うポイントを探していく。
たった1cmの違いでも、体は変わります。毎日使う椅子だからこそ、そこを見直す価値があります。
まずは今日、いつもの椅子の高さを少しだけ変えるところから始めてみてください。
体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
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May 21

自転車の法改正で見直したい。安全運転と、疲れない乗り方の話
こんにちは。姿勢治療家®の仲野孝明です。
最近は、自転車に関するルールや安全運転への意識が、これまで以上に求められるようになってきました。スマホを見ながらの運転、逆走、イヤホン、傘差し運転など、危ない乗り方を見かける機会も少なくありません。
けれど本当に大事なのは、ただ「禁止だからやめましょう」で終わることではないと私は思っています。安全に移動できること。疲れにくく乗れること。体に無理がかからないこと。その土台が整ってこそ、自転車はもっと便利で、もっと健康的な乗り物になります。
今回は、自転車の法改正をきっかけに感じたことと、姿勢治療家として考える「疲れない自転車の乗り方」についてお話しします。
法改正で見えてくる、自転車の現状
自転車に関するルールの見直しが進み、あらためて「どう乗るか」が問われる時代になってきました。
街を見ていても、危ない乗り方は本当に多いです。特に気になるのは、スマホを見ながらの運転です。これは明らかに注意力を奪います。さらに、逆走、飲酒運転、傘差し運転、イヤホン使用なども、事故につながりやすい行為です。
東京では、タイヤの太い電動自転車がかなりのスピードで走っている場面も見かけます。便利なのは間違いありませんが、使い方を間違えると、歩行者にとってかなり怖い存在になります。
ルールが厳しくなるのは、それだけ危険な乗り方が増えているからです。でも、取り締まりだけで社会が良くなるわけではありません。本当は「安全に乗りやすい環境」と「正しい体の使い方」の両方が必要です。
昔の自転車と音楽プレイヤーの思い出
学生の頃、自転車に乗りながら音楽を聴いていた人は多いのではないでしょうか。
私も当時は、有線のウォークマンを胸ポケットに入れて聴いていました。カセットテープの時代があり、CDになった時は移動中に音飛びしやすくて不便さもありました。その後MDも出てきましたが、時代とともに聴き方もずいぶん変わりました。
今はワイヤレスイヤホンや骨伝導タイプもありますが、どれだけ便利になっても、移動中は周囲の音を感じられる状態でいることが大前提です。自分だけが快適でも、周囲への注意が落ちれば危険です。
便利さと安全性は、いつもセットで考えなければいけません。
足だけで漕ぐから疲れる。自転車は「みぞおちから」乗る
ここからが、姿勢治療家として一番伝えたいことです。
自転車で疲れる人の多くは、足の力だけで漕ごうとしています。これだと太ももばかり使ってしまい、すぐに疲れます。
本当は、自転車はみぞおちから動かす意識を持つと、ずっと楽になります。
みぞおちから動くと、全身が連動する
ペダルをただ踏み込むのではなく、体の中心から動きを作る。そうすると、足だけで頑張らなくても、体の重さが自然にペダルに乗っていきます。
つまり、局所で頑張るのではなく、全身の連動で進むということです。これができると、無駄な力みが減り、長く乗っても疲れにくくなります。
ハンドルは支えるだけではない。「引く力」を使う
自転車は脚だけの運動ではありません。実は、上半身の使い方がかなり重要です。
ポイントは、ハンドルをただ押さえるのではなく、引く力を使うことです。
たとえば左手を引くと、右足に力が伝わりやすくなります。逆に右手を引けば、左足が使いやすくなる。こうした左右の連動が起こると、姿勢が起きて、ペダリングも軽くなります。
これは歩く時や走る時と同じです。人間の体は、手足がバラバラに動くようにはできていません。本来は、全身がつながって動くようにできています。
自転車も例外ではありません。
サドルの高さで、乗り心地は大きく変わる
もう一つ見直したいのが、サドルの高さです。
街乗りでは、足をつきやすくするためにサドルを低めにしている方が多いです。もちろん安全面ではその考え方もあります。ただ、長く乗る、疲れにくく乗るという視点では、低すぎるサドルはかなり不利です。
理想は、足を伸ばした時に骨盤がまっすぐ保てる高さです。低すぎると股関節や膝が詰まりやすくなり、脚だけで頑張る乗り方になってしまいます。結果として、疲れやすくなります。
「なんとなくこの高さ」で決めるのではなく、骨盤が起きるかどうかを基準に見てほしいところです。
競技用自転車は、体の使い方がよく分かる
私自身、トライアスロンを始めてから、自転車はただの移動手段ではなく、「道具であり、使い方が結果を変えるもの」だと強く感じるようになりました。
タイムトライアル用のTTバイクは、空気抵抗を減らすためにかなり前傾姿勢になります。見た目にはきつそうですが、実際には全身の連動が取れていないと、あの姿勢は維持できません。
右手で引きながら左足が下がる。左手で引きながら右足が下がる。このようなクロスの連動が重要で、感覚としては「動くプランク」のような状態です。
また、ドロップハンドルも非常によくできています。持つ位置を変えることで、斜面や状況に応じて力を入れやすい場所を選べる。これは単なる形の問題ではなく、体の使い方に合わせて設計された道具だということです。
自転車文化の差は、街の作り方の差でもある
ヨーロッパでは、子どもの頃から自転車文化が根づいていて、レースのグレードも整い、育成の流れもあります。生活の中に自転車が自然にあり、その上に競技文化が積み重なっています。
一方で日本は、まだ生活の足としての自転車と、スポーツとしての自転車が混在していて、環境整備も十分とは言えません。
とくに大きいのは、道路の作り方です。ヨーロッパでは、自転車専用レーンがしっかり確保されている場所が多く、歩行者と自転車、自動車の棲み分けが比較的明確です。
これから自動運転などが進めば、東京のような都市でも、車線の使い方が変わり、自転車や歩行者がもっと移動しやすい街づくりが進む可能性があります。
厳しいルールを作ることも必要です。でもそれ以上に、安全に乗りやすい社会を作ることが大事です。
自転車も、結局は「体の使い方」
自転車の話をしていても、最後はやはりここに戻ってきます。
人は、道具だけで楽になるわけではありません。高性能な自転車でも、電動でも、ルールが整っていても、体の使い方が悪ければ疲れますし、危険も増えます。
逆に言えば、体の中心から動けるようになると、移動そのものが変わります。
自転車に乗る時は、ぜひ次の2つを意識してみてください。
みぞおちから動く
ハンドルを引く力を使う
これだけでも、乗り心地はかなり変わります。足だけで頑張る乗り方から、全身で楽に進む乗り方に変わっていくはずです。
自転車は、ただの移動手段ではありません。体の使い方を見直す、とても良い教材でもあります。
安全に、そして疲れにくく。せっかく乗るなら、体に無理のない乗り方を身につけていきましょう。
体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
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May 14

今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造」の話です。
タクシーや車で腰がつらい人へ。乗り方ひとつで姿勢は変わる
こんにちは。姿勢治療家®の仲野孝明です。
ゴールデンウィークのような連休があると、車で移動する時間が増えます。家族で遠出をしたり、タクシーに乗る機会が増えたりした方も多いのではないでしょうか。
そんな時に、意外と見落とされているのが**「車への乗り方」と「座り方」**です。
腰が痛くなりやすい。長時間乗ると疲れる。降りる時に「よいしょ」とならないと立てない。
こうした悩みは、体が弱いからではなく、車に乗る時点で骨盤が崩れていることが少なくありません。
今回は、車やタクシーに乗る時の体の使い方について、日常ですぐ使える形でお伝えします。
車に乗る時、頭から入っていませんか?
多くの方は、無意識に頭から車に乗り込んでいます。
でも、これをやるとどうなりやすいか。
先に上半身が入ることで、骨盤が後ろに倒れ、浅く腰掛ける形になり、背中が丸くなりやすい。
つまり、座った瞬間に姿勢が崩れるんです。
私は書籍『調子がいいがずっと続く体の使い方』(サンクチュアリ出版)の中でも、「お尻から乗りましょう」とお伝えしています。
これはとても大事なポイントです。
正しい乗り方は「お尻から」
車に乗る時は、まずお尻からシートに入れる。これが基本です。
お尻をシートの奥、角にしっかり入れることで、骨盤が立ちやすくなります。すると、上半身も自然と真っ直ぐになりやすい。
特別な筋力は要りません。順番を変えるだけです。
乗る時のコツ
先に頭や上半身を入れない
まずお尻をシートに乗せる
そのあと脚を車内に入れる
座ったらお尻を奥まで深く差し込む
これだけで、座った時の安定感がかなり変わります。
もし頭から乗ってしまっても、やり直せます
すでに頭から乗ってしまったとしても、大丈夫です。
その場合は、座ったあとにお尻をシートの奥へ入れ直すことです。浅く座ったままにせず、お尻を深く差し込むように座り直す。
それだけでも背中が伸びやすくなり、腰の負担が減ります。
「もう座っちゃったから遅い」ではありません。座った後の微調整でも、姿勢は変えられます。
背もたれには、もたれていいのか?
これはよく聞かれます。
結論から言うと、タクシーや車では背もたれにもたれても大丈夫です。
問題は、もたれることではありません。浅く座って背中を丸めたままもたれることが問題です。
骨盤が立った状態で座れていれば、背もたれを使うこと自体は悪くありません。むしろ長距離移動では、うまく使った方がラクです。
柔らかいシートは、座る場所を少しずらす
最近の車はシートが柔らかいものも多く、座るとお尻が沈み込みすぎて、腰が丸まりやすいことがあります。
そんな時は、少しお尻の位置をずらしてみるのも一つの方法です。
少し前。少し横。少し角度を変える。
すると、沈み込みにくくて、腰を起こしやすい場所が見つかることがあります。
いつも同じように座るのではなく、自分の体が起きやすいポジションを探すことが大切です。
低い車は、実は体にやさしくないこともある
かっこいい低い車。憧れる方も多いと思います。
ただ、体の使い方の観点から見ると、車高が低くて横幅が広い車は骨盤が起きにくいです。
なぜかというと、脚を前に投げ出すような形になりやすいからです。そうすると、骨盤が立ちにくく、腰も丸まりやすい。
さらに降りる時も、地面が近い分だけ立ち上がりにくい。若いうちは勢いでなんとかなっても、年齢とともに差が出やすいところです。
実際に、スポーツカーに乗っている方から「これは体幹で乗る車だよ」という話を聞くことがありますが、まさにその通りだと思います。
降りる時に腰を痛めない方法
乗り方だけでなく、降り方も重要です。
腰に負担をかけにくい降り方は、骨盤から体ごと横に回して、足を外に出してから立つことです。
降りる時の流れ
ドアを開ける
体を横に向ける
片足を外に出す
股関節から上半身を前に倒す
手でシートを押しながら立ち上がる
ポイントは、腰だけをひねらないことです。骨盤ごと向きを変える。これだけで動きがかなりラクになります。
両足を揃えて降りるのは悪いのか?
ドラマなどで、綺麗な女性が両足を揃えてスマートに車を降りる場面があります。あの動きはどうなのか。
結論としては、やり方次第で問題ありません。
両足を揃えていても、股関節からきちんと体を曲げて、骨盤ごと向きを変えていれば、体への負担は大きくありません。
特にスカートの方などは、その方が自然な場面もあります。大事なのは見た目よりも、どこから動いているかです。
腰だけで無理に動くのではなく、股関節と骨盤から動けているか。そこが分かれ目です。
運転手さんが腰を痛めやすいのも当然です
タクシーの運転手さんや、長時間運転される方は、やはり腰痛を抱えやすいです。
ずっと座りっぱなし。同じ姿勢が続く。しかも、お客様対応や交通状況への集中も必要です。
体の負担が大きい仕事です。
これから自動運転が進めば、運転そのものではなく管理やサポートに役割が変わっていくかもしれません。そうなれば、今よりも体を動かす余白が生まれる可能性もあります。
ただ現時点では、やはり座り方を整えることこまめに体を動かすことこれが現実的で大切です。
今日の結論。車に乗る時は「お尻から」
今日一番お伝えしたいことは、これです。
車に乗る時は、まずお尻から。そして、座ったらお尻を深く差し込んで骨盤を立てる。
たったこれだけです。
でも、この小さな差が、腰の疲れやすさを変え、長距離移動のラクさを変え、毎日の姿勢を変えていきます。
姿勢は、特別なトレーニングの時だけ意識するものではありません。こうした日常動作の中で整えていくものです。
車に乗るたびに、ぜひ思い出してください。**「頭から」ではなく、「お尻から」**です。
体の使い方を見直したい方へ
腰痛や疲れやすさは、筋力の問題だけではありません。日常の動き方の積み重ねで、体は大きく変わります。
仲野整體東京青山では、その場しのぎではなく、人間本来の正しい体の使い方から見直していきます。
「座ると腰がつらい」「車移動が多くて疲れる」「姿勢を根本から変えたい」
そういう方は、一度体の使い方そのものを見直してみてください。
姿勢が変わると、人生が変わります。
体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
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May 7

今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の「構造・運動」の話です。
ランナーの膝の外側が痛いのはなぜ?腸脛靭帯炎を引き起こす“5つの硬さ”とは
こんにちは。姿勢治療家® 仲野孝明です。
今回は、対談の中でお話しした内容をもとに、ランナーによく起こる膝の外側の痛みについて整理してお伝えします。
ちょうど収録時点では、私は7Days飛脚380の最中。東海道の空気を感じながら、浜名湖を越え、天竜川を渡り、掛川城を目指して走っていました。
そんな長い移動の中でも改めて感じるのは、走ることは脚力だけの問題ではなく、体全体の使い方の問題だということです。
特に、ランナーの方に多い膝の外側の痛み。これは単に「走りすぎたから」では片づけられません。
臨床の現場でよく見る**腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)**について話をしました。
膝の外側が痛い人に多い「腸脛靭帯炎」とは
ランナーの方がよく訴える痛みのひとつに、膝の外側や太ももの外側の痛みがあります。
これは一般的に、腸脛靭帯炎と呼ばれるものです。
なぜ起こるのか。原因はシンプルです。
太ももの外側の筋肉や組織を使いすぎているから。
でも、本当に見なければいけないのはその先です。なぜ、そこばかり使う体になっているのか。
実は、痛い場所そのものよりも、別の場所の動きづらさや硬さが問題になっているケースが非常に多いのです。
腸脛靭帯炎を引き起こしやすい「5つの硬さ」
臨床でよく見るのは、次の5つの場所の硬さです。
1. 腰が硬い
腰まわりの筋肉が硬くなると、背骨がうまく回らなくなります。すると骨盤の回旋も出づらくなり、脚を前に出す動作を太ももの外側だけで無理やり行うようになります。
本来は、背骨・骨盤・股関節が連動して動くべきです。そこが止まると、どこか一か所に負担が集中します。
2. 股関節の内側が硬い
内転筋や腸腰筋が硬いと、脚を引き上げる時に本来使いたい場所が働きません。その結果、外側の筋肉ばかり使って脚を持ち上げるようになります。
つまり、脚が上がらないから頑張るのではなく、上げるための通り道が悪いから、外側で代償しているのです。
3. 太ももの裏(ハムストリング)が硬い
ここが硬いと、膝を上手に曲げられません。
膝が曲がらない脚は、まるで長い棒のようになります。長い棒を振るのは大変です。短くたためる脚よりも、当然エネルギーがかかります。
結果として、振り出しが重くなり、膝の外側や太ももの外側への負担が増えていきます。
4. ふくらはぎが硬い
ふくらはぎが硬いと、接地してから離地するまでの流れが遅くなります。
イメージとしては、縄跳びで軽く弾むのではなく、ベタベタと地面に張りつくような動きです。
こうなると、脚を一生懸命前に運ばないと進めなくなります。これもまた、太ももの外側の過剰な働きにつながります。
5. 股関節の外側・お尻側が硬い
股関節の外側、お尻の横あたりが硬いことも大きな原因のひとつです。
この部分が詰まると、骨盤や股関節の動きが小さくなり、脚の出し方が雑になります。その結果、膝の外側に余計なねじれや摩擦が起きやすくなります。
自分でできる簡単チェック方法
では、自分の体がそうなっているかどうか。これはある程度、自分でもチェックできます。
前屈してみる
前屈で手が床につかない人は、太ももの裏やふくらはぎが硬い可能性があります。
もちろん、手がつく・つかないだけで全ては決まりません。ただ、走る上で必要な柔軟性が不足しているサインにはなります。
膝やつま先の向きを見る
立った時や歩いた時に、膝が外を向いている人、いわゆるガニ股傾向のある人は、外側に負担が集まりやすくなります。
足先の向き、膝の向き、股関節の動き。このあたりがズレていると、走った時のトラブルは起きやすくなります。
足が上がらないのは、筋力不足だけではない
「最近つまずきやすい」「昔より足が上がらない」そう感じている方は少なくありません。
でも、これは単純に筋力が落ちたからとは限りません。
実際には、膝がうまく曲がらないほど硬くなっていることが原因のケースも多いです。
先日も、40代の男性がスマホを見ながら歩いていて、少しの傾斜でつまずいて転びました。これは注意不足だけではなく、体の使い方の問題でもあります。
足を上げる力がないというより、上げたくても上がらない体になっている。
ここを見誤ると、鍛えるばかりで改善しません。
「硬くても大丈夫」という情報を探したくなる気持ちは分かる。でも…
体が硬い人ほど、「硬くても問題ない」「柔らかさは関係ない」そういう情報を探したくなることがあります。
でも、私はやはりはっきり言います。
柔らかい方が、結果は良いです。
もちろん、ただベタベタに伸ばせばいいという話ではありません。大事なのは、必要な場所が、必要なだけ動くことです。
ただ少なくとも、硬くて動かないまま走れば、どこかに無理が出る確率は上がります。
ストレッチは「得意な方」ではなく「苦手な方」を多めに
ストレッチをする時、多くの方がついやってしまうのが、伸ばしやすい方、気持ちいい方ばかりをやることです。
でも、本当に見るべきなのは逆です。
苦手な方こそ、少し多めにやる。
左右差を見て、やりにくい方、動かしづらい方、詰まる方に意識を向ける。この積み重ねが、10年後、20年後、そして100歳まで体を使っていく上で大きな差になります。
走っている時の違和感は、体からのシグナル
走っていて違和感が出た時、「気のせいかな」「走っていればそのうち慣れるかな」と流してしまう方も多いです。
でも、違和感は体からのサインです。
足先の向きを少し変えてみる。接地の仕方を見直してみる。股関節が詰まっていないかを感じてみる。
そうやって、今の自分にとって正しい使い方を探すことが大切です。
痛みは、壊れたから出るとは限りません。間違った使い方を続けていますよ、というメッセージでもあります。
まとめ|膝の痛みは「膝の問題」とは限らない
ランニング中の膝の外側の痛みは、膝だけを見てもなかなか解決しません。
腰は動いているか
股関節の内側は硬くないか
ハムストリングは詰まっていないか
ふくらはぎは弾める状態か
お尻まわりは固まっていないか
こうした全体のつながりを見ることで、はじめて本当の原因が見えてきます。
走ることは、人間にとって本来の移動手段です。だからこそ、痛みを我慢しながら続けるのではなく、本来の使い方に戻していくことが大事です。
「最近、膝の外側が気になる」「走ると太ももの外が張る」そんな方は、ぜひ一度、痛い場所ではなく動いていない場所に目を向けてみてください。
姿勢が変わると、人生が変わる。体の使い方が変わると、走り方も、日常も、未来も変わっていきます。
体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
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Apr 30
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