森雪之丞 Poetry Readingの世界『感情の配線』
森雪之丞 Poetry Readingの世界『感情の配線』
森雪之丞
1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。 メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を是非ご体感ください。 森雪之丞 自選詩集『感情の配線』 2024年1月14日(日)発売 特設サイト:https://www.mori-yukinojo.com/emotional_wiring/ ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩 森雪之丞スタッフX: https://x.com/yukinojo_news
同義語 <連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>
同義語 <連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>想えば近づいてくる気がして思考の外に追いやってきた悲しみを伴うその響きを寄せつけないだけの若さがあった祖母が叔父が友人が生き物としての約定(やくじょう)に従って消えても違う世界の出来事だと思い込んでいただからとても時間が掛かったそれが『生』と同義語だと分かるまで1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を是非ご体感ください。森雪之丞 自選詩集『感情の配線』2024年1月14日(日)発売特設サイト:⁠https://www.mori-yukinojo.com/emotional_wiring/⁠ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩森雪之丞スタッフX:⁠⁠⁠⁠ ⁠https://x.com/yukinojo_news
Oct 6, 2025
34 sec
反抗期の天使 <連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>
反抗期の天使 <連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>あぁ気にしないでヒマだったからさヒマだと色んなこと考えちゃうんだよね存在…理由…みたいなことだって誰もボクを必要としないんだものだから気にしないで黒いタイツ穿(は)いてシッポ生えてても1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を是非ご体感ください。森雪之丞 自選詩集『感情の配線』2024年1月14日(日)発売特設サイト:⁠https://www.mori-yukinojo.com/emotional_wiring/⁠ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩森雪之丞スタッフX:⁠⁠⁠⁠ ⁠https://x.com/yukinojo_news
Sep 22, 2025
24 sec
ヤドカリと十二月 <連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>
ヤドカリと十二月 <連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>虫カゴで飼っていたヤドカリが脱皮するために次の貝殻を探しているヤツはいつ気づくのだろう未来を運んでくるはずの波がもう随分と来ないことに抽斗(ひきだし)に残っていた線香花火をベランダの暗がりに咲かせた咲きかけた瞬間橙色(だいだいいろ)の玉を北風に掠め取られて実感したのだ花火と私が季節に置き忘れられたことを1年は12ヵ月いつ教えられたのだろう人として恙無(つつがな)く生きるための知識を誰に入れ知恵されたのだろう身体は獣の仲間だという秘密をなぜ突きつけられたのだろう心はコワレモノの一つだという事実を花火を見上げた夏度の強い眼鏡を外して彼女は言ったすべての光は色とりどりの涙だと老眼の私は近づくほど彼女を見失っていた小さくなった貝殻のように夏の亡骸(なきがら)は心を締めつける脱皮しなければ自由にならばければと焦りながら私は待つ未来からの波を運命の虫カゴから逃げることのできないヤドカリにすぎないというのに1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を是非ご体感ください。森雪之丞 自選詩集『感情の配線』2024年1月14日(日)発売特設サイト:⁠https://www.mori-yukinojo.com/emotional_wiring/⁠ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩森雪之丞スタッフX:⁠⁠⁠⁠ ⁠https://x.com/yukinojo_news
Sep 8, 2025
1 min
十一月の旅人には翼がある<連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>
十一月の旅人には翼がある<連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>探し続けていたのか?逃げ回っていたのか?華氏77℉の空港で虹を見つけた朝も霞(かすみ)という町の路地で息を潜めた夜も旅の途中だった何処へ行こうとしたのか?何処(ドコ)へ行っても其処(ソコ)がまた此処(ココ)になるその騙し絵の中で生きて死ぬのが人だと言うのになぜ旅に憧れる?晩秋の月はさめざめと青く地面を濡らす寡黙な影が男の背中に翼が生えたことを教える翼…何処にも行けない旅人を見兼ねて神が与え給うた奇蹟(ギフト)男は笑う飛び方を知らずに翼を持つことそいつは叶え方のわからない夢を抱え込んできたことと何が違うと言うんだ無意味な分 翼は重い囚人が引き摺る鉄球のように重い歩き疲れ 其処(ソコ)が此処(ココ)になり十一月の闇が朝の気配に溶かされた頃旅人は気づく空は飛べなかったが初めての町に 辿り着けたじゃないかと光に震えて 翼が少し拡がる役立たずのくせに何故か自慢気に1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を是非ご体感ください。森雪之丞 自選詩集『感情の配線』2024年1月14日(日)発売特設サイト:⁠https://www.mori-yukinojo.com/emotional_wiring/⁠ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩森雪之丞スタッフX:⁠⁠⁠⁠ ⁠https://x.com/yukinojo_news
Aug 25, 2025
1 min
怪盗セプテンバー <連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>
怪盗セプテンバー <連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>「朝日は夕陽にして返す涙は夢見薬(ゆめみぐすり)に調合して枕元に樅いておく」怪盗の言業は揺るぎない義賊としての威厳に満ちている「盗まれたいものは他にないか?」怪盗は訊ねる去年と同じ口調で「あのぅ…」「ドーナツの穴は盗めない」「いえ恋人の記憶なんですが…」——そう 彼女は堤防にいた波に生まれた光の蝶が麦わら帽子と戯れていた夏の午後——彼女にはわかっていた恋という美しい誤解が剥がれた後も愛を演じあわなければならない幸せの醜さを——そして彼女は「あぁ愛を知ることに臆病な男よお前は忘れているだろうがそれは毎年私に盗ませている記憶だ」そう言いながら怪盗セプテンバーはマントを空に翻し忽然と消え去る海辺に 私と気怠(けだる)い9月を残して目をこすり目を開けるこの何か新しい恋が始まりそうな予惑は錯覚なのだろうか1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を是非ご体感ください。森雪之丞 自選詩集『感情の配線』2024年1月14日(日)発売特設サイト:⁠https://www.mori-yukinojo.com/emotional_wiring/⁠ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩森雪之丞スタッフX:⁠⁠⁠⁠ ⁠https://x.com/yukinojo_news
Aug 11, 2025
1 min
孤独の旗、七月の風。<連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>
孤独の旗、七月の風。<連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>あなたが潔(いさぎよ)く自らの孤独を旗と呼ぶのなら私はその旗を勇壮に揺らす七月の風になろう淋しさのデザインや痛みの配色あなたが誇らしくあなただけの旗を掲げる限り私もまた真摯な風であり続けよう情熱は煽(あお)りあうもの歓びは響きあうもの憧憬は混ざりあうものけれど孤独は決して分かちあえないもの不可侵な孤独だけが旗となり雑駁(ざっぱく)な世界の地図にあなたの位置を意味づける翻れ 夏空を翻れ 未来へ私が傲慢に自らの愛を風と吹聴する間は美しい人よその涙でまた私を魅了しておくれ1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を是非ご体感ください。森雪之丞 自選詩集『感情の配線』2024年1月14日(日)発売特設サイト:⁠https://www.mori-yukinojo.com/emotional_wiring/⁠ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩森雪之丞スタッフX:⁠⁠⁠⁠ ⁠https://x.com/yukinojo_news
Jul 28, 2025
1 min
日曜日の天使は退屈、特に三月は。<連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>
日曜日の天使は退屈、特に三月は。<連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>日曜日の天使は退屈だって誰もボクを必要としないんだもの特に三月はねバレンタインデーまでは大忙し月曜日に求愛の弓を磨き火曜日は腕立伏せで筋力アップ水曜には街中の図書館を回ってすべての本から『絶望』という言業を消したさて下準備が整ったら木曜に片想い真っ最中の彼女を見つけ金曜日は探偵気取りで彼氏の身辺調査無愛想だけど悪い奴じゃなかったから土曜日の朝 恋の矢を放ったもちろん見事命中!そして果たして要するに日曜日の天使は退屈ブロンドの枝毛を切りながら何もない月曜日の予定を考えるそうだ! 天気が良かったら春の萌(きざ)しをあちこち探して過ごそう濡れた枯葉の下に息づく小さな新芽や寒空(さむぞら)のガウンを脱いだ太陽キーが半音上がったツグミの歌やそして果たして要するに気になるあの二人のファースト・キスもね1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を是非ご体感ください。森雪之丞 自選詩集『感情の配線』2024年1月14日(日)発売特設サイト:⁠https://www.mori-yukinojo.com/emotional_wiring/⁠ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩森雪之丞スタッフX:⁠⁠⁠⁠ ⁠https://x.com/yukinojo_news
Jul 14, 2025
1 min
そして1年が過ぎ 〜 時の配達人さんへ <連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>
そして1年が過ぎ 〜 時の配達人さんへ <連弾詩集「扉のかたちをした闇」より>そして1年が過ぎ庭先の薔薇は少し小振りになったトネリコの枝に残る巣の主は旅立ったままだ1年が過ぎ私は2人の友を天国に見送り妻は3kgのダイエットに成功し4歳の娘には人生5つ目の秘密ができた1年が過ぎたがあの日と同じように誰かの声に いや どうせ風なのだろうけれど呼ばれた気がしてつい空を見上げる四つの季節が巡る国では記憶に様々な色彩が刷り込まれているものだだが不思議なことに私は灰色の空しか覚えていない分厚い磨りガラスが嵌(は)め込まれたような巨大なドブネズミ達に占拠されたような気だるい憂鬱の固まりのような空1年が過ぎて彼女にはきっと新しい恋人ができただろう太陽が滲(し)み込んだ彼のジャツに顔を埋めた時どんなに世界が灰色でも雲の切れ目に陽だまりを見つけそこに立ちすくむことが幸福なんだとたぶん気がついた頃だろう庭先の薔薇は少し小振りになった巣の主はまだ帰らない私は1年前の私が今の私に宛てた曇り空の絵葉書を1年後の私のために真っ青に塗り直し時の配達人が来るのを待っている時の配達人さんへ2ヶ月も来なかったくせにドサっと半年分の時を配達しないで下さい2ヶ月も長く私は思い出に苛(さいな)まれ4ヶ月も長く私は綺麗な涙を忘れてしまう月が太陽と交わした契約を時と心はいつから守らなくなったのですか?1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を是非ご体感ください。森雪之丞 自選詩集『感情の配線』2024年1月14日(日)発売特設サイト:⁠https://www.mori-yukinojo.com/emotional_wiring/⁠ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩森雪之丞スタッフX:⁠⁠⁠⁠ ⁠https://x.com/yukinojo_news
Jun 30, 2025
2 min
生きる、あなたに泣いてほしくて。
生きる、あなたに泣いてほしくて。生きる答えを知りたくて生きる答えがでるまで生きる答えがないので生きる答えをでっちあげて生きるうずまきの貝殻を三つあなたの胸に並べたら命の音が夜に零(こぼ)れた砂の丘打ち棄てられた手漕ぎのボート時はまた無感情に水平線から鼠色(ねずみいろ)の朝を引き上げようとしている生きる死にたいと言いながら生きる死ねない訳だから生きる死んだフリしてみたりして生きる死んだことがないまま生きる死ねない訳だから生きる死んだフリしてみたりして生きる死んだことがないまま生きるこの夏 あの蝉時雨降りしきる生と死に濡れて恋は始まりあなたの心臓が心に変わると僕の命は愛になったたった数日の生涯を「ツクツクボウシ」とだけ鳴き続けて終える生き物みたいに「スキスキドウシ」とだけ囁きあっているうちに死ねたら人はどんなに美しいだろう生きる嘘に塗(まみ)れながら生きる愚痴に汚れながら生きる理不尽を喚(わめ)きながら生きるそんな自分を戒めながら生きる「大丈夫。」と未来に待ち針を刺すようにあなたが言うその安心な偽りは夜が明ける頃 真実になる怯える僕を情けないほど愚かな僕を今日はあなたがだましてくれる「大丈夫。」と羽化し始めた魂を真綿で包むように囁いて生きるあなたが生きているので生きるあなたを見ていたいので生きるあなたを守ろうとして生きるあなたを傷つけてしまうけれど生きるありがとうこんなに僕を愛してくれてごめんなさいこんなにあなたを愛してしまって心の蝉は鳴き止まない言葉にすると恥ずかしいうるさいほどの気持ち生きる一日に一度空を見上げて生きる一日に一つ夢を描いて生きる昨日より今日を気高く生きる今日より明日を凛々しく生きるちゃんと死ぬためにちゃんと生きる死んだ時あなたに泣いてほしくて死んだ時あなたに泣いてほしくて生きる1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を是非ご体感ください。森雪之丞 自選詩集『感情の配線』2024年1月14日(日)発売特設サイト:⁠https://www.mori-yukinojo.com/emotional_wiring/⁠ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩森雪之丞スタッフX:⁠⁠⁠⁠ ⁠https://x.com/yukinojo_news
Jun 16, 2025
3 min
夢と旅の図式 (全員)<代官山 蔦屋書店スペシャルSeason.1より>
夢と旅の図式 (全員)<代官山 蔦屋書店スペシャルSeason.1より>   女:私達は出逢う     それが運命のように   男:僕達は恋に落ちる     すべてを運命のせいにしながら 天使1:ひとりになると分かるんだ     誰かが隣にいることは 天使2:36°Cの静かな炎に     心が照らされていること   男:僕達は見つめあう     もっと素敵なあなたを知りたくて   女:でも私はふと目を伏せる     自分の弱さに気づかれてしまいそうで     必死に他の誰かを演じては     後悔ばかりしているピーター:目の前で彼が微笑んでくれているのに 魔術師:そうかわかった     ひとつだけ教えてやろう     〝夢〟は手に入れたとたん見えなくなる     だが無くなったのではない     それは心に溶けてしまったからだ     〝夢〟の本当のチカラは     おまえの中で〝勇気〟に変わること     おまえの強さに変わること   男:僕達は抱きしめあう     太陽が沈まない国を見つけた冒険家のように     有頂天になって   女:私達は幸せの種類を幾つも増やす     頑固な大人達が月に眠らされている隙に   影:世界の至る所に仕掛けられた     〝哀しみ〟のことはすっかり忘れて  旅人:もう少しだけこの場所で     あなたとこうしていたいのに     景色が動いてしまいます旅人&影:扉が開いてしまいます 魔術師:何度押しても来なかったエレベーターのボタンは     運命を乗り換えるスイッチだったかも知れないピーター:カウンターの隅で寝ている酔っぱらいの戯言(ざれごと)は     楽園の扉を開く呪文かも知れない  旅人:マンションの廊下の不自然な水溜りは     殺人の凶器だった氷の塊が溶けたものかも知れない 天使達:マンションの廊下の不自然な水溜りは     誰かの失恋を憐れんで     天使がこぼした涙かも知れないピーター:ウエンディの背中にあるホクロを繋げると     愛という宝物が隠された地図になるのかも知れないウエンディ:ピーター帰っていらっしゃい     あなたが探し続けるのは     とっくに持っていることに気づけないモノ   男:あなたの瞳を覗き込むと     僕がいました   影:「愛してる」と言いながら     何が愛だかさっぱり分からない  男&影:臆病で大胆な詐欺師のような僕が 天使達:いえ迷子のままのあなたが  男&影:あなたの瞳に滲んでいました   女:あなたの心を覗き込むと     私がいました   影:あなたをこんなに好きなのに     自分をちっとも好きになれない  女&影:嘘つきで意地っ張りなエゴイストが 天使達:いえ壊れそうなあなたが  女&影:あなたの心で震えていました   女:私達は出逢い   男:恋に落ちるピーター:僕達は見つめあいウエンディ:ふと目を伏せる 魔術師:やがて二人は抱きしめあい 天使達:幸せの種類を幾つも増やす   女:そして私達は   男:僕達は   影:別れる  男達:人は旅人     通り過ぎた風の中に     幾つもの物語を残しながら  女達:みんな旅をする     まだ見ぬ誰かと     まだ見ぬ自分に出逢うために  全員:〝夢〟の本当のチカラは     次の扉を開ける〝勇気〟に変わること     〝勇気〟に変わること《for your ears only ver.》1976 年作詞作曲家としてデビュー以来、昭和・平成・令和の3 世代でジャンルを超えてヒットチューンを生み出し続ける森雪之丞が、自選詩集『感情の配線』の発売を記念して詩を朗読する番組。メロディーを脱ぎ捨てた諧謔とエロスと波動(グルーヴ)詩人・森雪之丞の言葉の軌跡を是非ご体感ください。森雪之丞 自選詩集『感情の配線』2024年1月14日(日)発売特設サイト:⁠https://www.mori-yukinojo.com/emotional_wiring/⁠ハッシュタグ:#感情の配線 #推詩森雪之丞スタッフX:⁠⁠⁠⁠ ⁠https://x.com/yukinojo_news
Jun 2, 2025
4 min
Load more