Show notes
1848年の革命後、戴冠した若きフランツ=ヨーゼフ皇帝の宮廷に新たな調度品を整えるため、1850年から51年にかけて パリに注文が出されました。これは「新しいフランス風センターピース」と呼ばれています。ブロンズに金メッキのセンターピースは、その豪華な装飾で、他のセンターピースを遥かに上回っています。巨大な燭台は、つる草や巻貝のようなロカイユ模様で飾られ、プットたちが遊び、野生動物や鳥たちが躍動しています。若きフランツ=ヨーゼフ皇帝が常時、顧問官や大臣をディナーに招待したため、こうした大規模なセンターピースが必要となったのです。皇帝の母君であるソフィー女大公の影響で、宮廷にはバロックやロココが再導入され、この傾向は、とりわけ部屋の内装や家具類に顕著でした。食卓調度にも、旧体制への復帰が反映しています。

