Show notes
エリーザベトは、当時のヨーロッパで最も美しい女性のひとりとされ、しかも、このことを十分自覚していました。日常生活の大半の時間は、その美貌を守るために費やされたのです。エリーザベトが特に自慢としたのは、殆ど踝(くるぶし)に届く豊かな髪でした。この髪をとかし編み上げるには、毎日2~3時間が必要でした。 人々から賛嘆された美貌を守るため、エリーザベトは数々の美容法を試みました。彼女は、非常に奇抜な方法をも積極的に実行しています。例えば、皮製のマスクに当てた子牛の生肉でパックしたまま睡眠しました。 エリーザベトは、彼女のスリムなボディーラインを保つため、最大限の努力を払いました。このため、身長172センチの彼女の体重は、生涯45キロから47キロに留まりました。ウエストも、51センチという驚くべき細さでした。 エリーザベトは体重を保つため、様々なダイエットを試みました。その際、最も重要な役割を果たしたのが体重計です。彼女は毎日体重を量り、年とともに、ますます厳格なダイエットを実行しました。もちろん、エリーザベトが生の肉汁を飲んでいたというのは、大袈裟なうわさに過ぎません。アヒルのガラ絞り器を利用した子牛もも肉の汁は、調味・加熱の上、食卓に供されました。細身を保つためエリーザベトが、いつも飢えていたというのも伝説のひとつでしょう。様々の菓子屋からの請求書が示す通り、エリーザベトはチョコレート菓子やアイスクリームが大好きでした。

