アワノトモキの「読書の時間」
アワノトモキの「読書の時間」
粟野友樹,星野良太,Work-Teller
20-3「仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える(泉谷閑示さん)」
26 minutes Posted Jan 8, 2023 at 11:46 pm.
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3回目の今回は、1、2回目を振り返りながらの余談回です。

パズルを試行錯誤しながら解く楽しみを与えるためには、待つ姿勢が必要になる。
自由保育型保育園の卒園者は、不登校率が高くなる。
小田嶋隆さん曰く「学校とは、見ず知らずの人の中で何とか生き抜く力を経験する場所」。

…などと、こどもの教育に対するあれこれを挟んだのち、

今回の余談テーマである「天職」へと入っていきます。


◎天職(Calling)という言葉にまつわる誤解

天職とは、そもそもが神様に仕える職業についての言葉でした。

ですが、今では個人の特性を活かし、やりがいも感じられる仕事に対しても使われています。
こうした言葉の拡大解釈は、マルティンルターがきっかけを作ったからではないか。
と、マックスウェーバーは分析しているようです。

与えられた自分の仕事に一生懸命取り組むことを天職、という認識をつくったことで、

労働が尊い、売り上げや利益を上げること、成長させることが正しい、素晴らしいという空気が生まれた。
それが資本主義を結果的に加速させたのではないか、という説だそうです。

現代の我々が自分探しをする際、いつの間にか仕事探しにハマってしまうのは、

そんな過去の出来事にも原因があったのかもしれません。

ちなみに、泉谷さん的にはこの問題に対して二つのアドバイスを提唱されています。

一つは、職業という狭い枠で自分のアイデンティティを考える必要はない、ということ。
そしてもう一つが、自分の内側にある遊びの部分を大事にした方がいい。
つまり、心と体が反応することを注意深く見ていこう、ということです。

この辺りで、星野は奄美大島に美術館のある田中一村さんという画家の生き方を思い出しました。

(田中一村さんについて、詳しくは本編をお聞きください)

仕事って、意義を感じやすい構造があるんですよね。

社名の知名度、役職や肩書、年収と、上下が分かりやすかったり、数字で比較ができたり。
成果、効率、生産性が大切な社会。
現代に生きていると、無意識のうちにこの枠に引っ張られてしまいがちですが、
自分の心の反応にも注意を向けて、頭・心・身体の調和を大切に生きていけるといいですね。

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