アワノトモキの「読書の時間」
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粟野友樹,星野良太,Work-Teller
ep14-2「今日は誰にも愛されたかった(谷川俊太郎さん、岡野大嗣さん、木下龍也さん)」
25 minutes Posted Jun 27, 2022 at 9:30 pm.
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今回は「今日は誰にも愛されたかった」を扱う二回目です。

いよいよ中身に入っていきます。



そもそも連詩とは、複数人で詩を書き連ねていく創作手法。

前の人が書いた詩からなんらかのテーマを引き継ぎ、展開させていきます。

一人で単発でおこなう創作は、作者の意図のもとコントロールされた作品が生まれていくわけですが、連詩の場合そこにコントロールできない流れと、偶発性の重なりによって段々と世界観が生まれてくる。

結果として、作者も意図しなかったゴールへとたどり着く可能性が高まります。


こうした創作活動を3ヶ月続けた結果出来上がった連詩と、その感想戦がこの本の中身。

谷川俊太郎さんがいらっしゃるので、郵送などで作品を送り合うのかな、などと勝手に思っていたら、LINEでやりとりしたそうです。

また、前の人の詩を受け取ってから創作にかけられる日にちは3日と、スピード勝負。

意外とポンポンと書いていったみたいですね。

それでも3ヶ月続けているので、相当なクリエイティビティの積み重ねがあったのだと思われます。



掲載されている連詩を読みながら感じたのが、連詩全体を通して、抽象と具体の行き来や、テーマの設定・展開などを作者それぞれが独自におこなっていく様の面白さ。

それぞれがつくった詩を読み、そこから拾った何かを引き継ぎ、新たなポエジーや意思とともに次の詩を生み、渡していく。

この一連の行為が、いわばコミュニケーション代わりとなり、連詩全体に3名だからこその独自の世界観をつくっていく。

このあたり、以前お話した対話型鑑賞ともつながる部分があるな、とワクワクします。



タイトルとなっている「今日は誰にも愛されたかった」自体も、連詩の中で生まれてきたもの。

ひきつけのあるタイトルですよね。

こういうものが生まれてくるのも、連詩ならでは、と言えるのかもしれません。

(各創作者個人の技量やこだわりかもしれませんが)




普段、ぼくたちも会話を通して、連詩と似たような創作活動をしているのではないだろうか、とふと思ったので、第三回ではそのあたりをお話してみようかと思います。


また皆さんのご意見もお聞かせください。

ご質問、扱う本のリクエストなどがありましたら、こちらまでDMをお寄せください。

https://twitter.com/Tomoki_Awano