Show notes
新しい年を家族で過ごした時の思い出の詩です。家族であっても知らないことや気づけないことはあるものです。娘たちは、父が若い頃の母の姿を胸の中に抱いていたことを知りませんでした。その後、「母の若かった時の写真」が見つかり、父の胸にあった母の姿を目の当たりにした娘たち。「若かった時」の外見が美しいことはもちろんでしょうが、父が「嫁に来た時と今もちっとも変わらんねえ」と言ったのは、それだけではなく結婚当初と変わらぬ愛情を互いに持ち続けていたことがこの言葉を言わせたのでしょう。二度と戻らない家族での団らんと、その時には気づかなかった両親の心。愛情深い二人に育てられた娘たちの幸せも感じられます。<文・白根直子>

