Show notes
宮澤賢治と永瀬さんは、「東北と備前のちがいはあっても」似たような境遇の詩人でした。「あの方は本物の百姓ではなかったから」の詩句は、社会貢献を考えながら理想を追い求めた二人の共通点を端的に表しています。だから永瀬さんは、人のために尽くし若くしてこの世を去った賢治の生き方を尊敬しつつも、自分にも尽くす生き方を選び取っていきました。「この世ではダメ宗旨」に共感せずにいられないのは、どこかユーモラスに賢治への敬愛の念を表現しているからなのかもしれません。<文・小林章子>
宮澤賢治と永瀬さんは、「東北と備前のちがいはあっても」似たような境遇の詩人でした。「あの方は本物の百姓ではなかったから」の詩句は、社会貢献を考えながら理想を追い求めた二人の共通点を端的に表しています。だから永瀬さんは、人のために尽くし若くしてこの世を去った賢治の生き方を尊敬しつつも、自分にも尽くす生き方を選び取っていきました。「この世ではダメ宗旨」に共感せずにいられないのは、どこかユーモラスに賢治への敬愛の念を表現しているからなのかもしれません。<文・小林章子>