2030年のキャリア戦略 ~人生100年時代を幸せに生き抜くために~ Podcast

2030年のキャリア戦略 ~人生100年時代を幸せに生き抜くために~

人材開発コンサルタント 山岸慎司
人生100年時代と言われる今、年齢に関係なくキャリアの悩みは尽きないはず。 「こんなキャリアの歩み方もあるのか!」という新しい気付きを提供します! <山岸慎司 経歴> 三菱化学において新規事業分野の開発研究・企画マーケティングに従事。米国系経営戦略コンサルティング会社のアーサー・D・リトルに転じ、主に製造業の販売マーケティング戦略策定、新規事業戦略策定、組織改革、人材育成戦略策定など多数のプロジェクトに参画。その後、複数の外資系日本法人において、経営企画室長、マーケティング本部長、執行役員事業部長、代表取締役社長などのマネジメントポジションを歴任。現在は国家資格キャリアコンサルタントとして、ビジネスパーソンのキャリア開発と人材育成に従事。東京大学農学系修士、ロンドン大学インペリアル校経営管理学修士(MBA)課程修了 <著書> 『40歳からの実践的キャリアデザイン』 https://amzn.to/3uvkfud 『16歳の仕事塾』 https://amzn.to/3uqattp 『成功する就活の教科書』https://www.amazon.co.jp/dp/4502494216
145.ミドル・シニアのキャリアデザイン(1) 中年の危機を乗り越えるには
今月は弊著『40歳からの実践的キャリアデザイン』(中央経済社)からの抜粋をお話します。著名な心理学者のユングは、40-45歳を「人生の正午」と捉え、その頃に「中年の危機」が訪れると警鐘を鳴らしました。仕事の悩み、体力低下、家庭の変化などが起こりがちで、「自分の人生はこのままでよいのだろうか」と落ち込む人が多いのです。 中年の危機を乗り越えるには、「自分らしさとは何か」を考え、社会的地位・収入などの外的キャリアよりも、充実感や満足感などの内的キャリアを追求する必要があります。自分は人生の午後(後半)に「どうありたいか」「どう生きていきたいか」を考え、真の自己を確立することが重要なのです。
Nov 5, 2025
16 min
144.採用のトレンド(5)アスリート採用
最近は、大学の体育会などでスポーツをやっている「アスリート学生」を対象にした就職支援サービスが増えています。アスリート学生は、対人マナー、成長意欲、粘り強さ、チームワークなどが鍛えられているため、採用したい企業は多数あります。 一方、体育会学生は、練習や試合に忙しく、就職活動にあまり時間をかけられません。面倒な就活は、4年秋に部活が終わってから考えればいいやと、後回しにする学生も大勢います。 アスナビ、スポナビなどの就活エージェントは、学生が就活と競技を両立できるよう、効率的な就活を支援しています。また、スポーツ庁ではアスリート向けのキャリア支援の専門家を育成しています
Oct 29, 2025
15 min
143.採用のトレンド(4)スカウト型採用
企業側から採用したい人に直接アプローチする方法をスカウト型(オファー型)とよびます。サイト上に自分のプロフィールとやりたい仕事を書いておくと、企業から「ウチの説明会に来ませんか?」とメールがくる仕組みです。 元々は専門的な経験がある中途採用が対象でしたが、最近は新卒学生にも普及してきました。自分の価値を見つけてもらえる、知らない業界・企業と出会える、選考スピードが早い、といったメリットがあります。ただし、自分がやりたいことが明確でないと、どの企業からも声がかからない、興味の低い会社ばかりから連絡がくる、ということも起こります。
Oct 22, 2025
16 min
142.採用のトレンド(3)アルムナイ採用
今回は「アルムナイ採用」、自社を一度退職した人(卒業生=アルムナイ)を採用する手法です。アルムナイ採用は、コンサルティング会社や一部のIT企業などでは、以前から一般的でした。私自身も、一度やめたコンサル会社に再び入った経験があります。 個人は、転職のとき、円満退社することで、その会社に戻れる可能性を残しておけます。また、元上司や同僚と良い関係を維持することは、将来の転職における「レファレンスチェック(推薦者コメント)」をもらうためにも重要です。各企業で、上司、同僚、部下のそれぞれのレベルで親しい人を1-2名もっておくことが、自らの「変身資産」になります。
Oct 15, 2025
20 min
141.採用のトレンド(2)リファーラル採用
今回は「リファーラル採用」、自社社員から、友人や知人を紹介してもらう手法です。リファーラルは「推薦、紹介」の意味です。規模が小さな企業では知人のツテで採用するのは、もともと一般的ですが、最近は紹介者に対し、金銭などのインセンティブを支払う制度をつくる企業が増えています。 私自身も外資系医療系企業のとき(約20年前)、この制度があり、知人を自社に紹介して20万円をもらったことがあります。企業としては採用コストが抑えられ、ミスマッチが減るメリットがあります。 今後、リファーラル採用は大幅に増加する見込みのため、企業は適切なインセンティブと採用プロセスを構築する必要があります。個人は自分のネットワークづくりが重要になります。
Oct 8, 2025
19 min
140.採用のトレンド(1)Uターン、Iターン
10月は人手不足時代に対応する採用トレンドについて、5回にわけてお送りします。今回は地方出身者が地元に戻る「Uターン」と都市部の人が地方で働く「Iターン」です。地方企業では、慢性的な人材不足から、UIターン人材の採用を積極化しています。 UターンやIターンに興味がある人には、各自治体の就職支援サイトへの登録をお勧めします。県や地域ごとのUIターンフェアやオンライン説明会などのイベントが探せます。コロナ禍以降はオンライン面接が主流になり、UIターン就転職が容易になりました。 企業側は、都市部のUIターン希望者に届く情報発信を工夫し、オンラインを主体の柔軟な選考プロセスを準備する必要があります。
Oct 1, 2025
19 min
139.ヨーロッパに学ぶ(9)ベルギーのバランス感覚
ベルギーは西欧の中心に位置し、歴史的にドイツ・フランス・英国という大国の間で、バランスをとることが宿命でした。現在は首都ブリュッセルにEU本部があり、ヨーロッパの中心的な機能をもっています。 EU本部では、加盟24カ国の言葉で、「民主主義の信念」を掲げ、多様性、気候変動、失業問題、ウクライナ問題へのメッセージを強く打ち出していました。世界のパワーバランスが複雑化する中で、欧州はバランスをとる役割で、その中心がベルギーであることを再認識しました。
Sep 24, 2025
19 min
138.ヨーロッパに学ぶ(8)フランス人はなぜ幸せに暮らせるのか
フランスは若者の失業率が20%近い国ですが、多くのフランス人は幸せそうに暮らしています。今回は、フランス人の価値観やキャリア意識を参考に、幸せに暮らすためのポイントを考えます。 フランス人の価値観で特徴的なことは、まず「労働時間とバカンス」についてです。日本人は「働くために休む」という仕事中心の価値観ですが、フランス人は「人生を楽しむために働く」という意識が強く、週35時間労働や5週間以上の有給休暇が保証されています。 また、フランス人は他人と比較するのではなく、「自分らしく生きること」を幸せに感じる価値観が根付いています。「完璧」である必要はなく、「ほどほどで良い」と考える柔軟性も、心のゆとりをもたらします。
Sep 17, 2025
18 min
137.ヨーロッパに学ぶ(7)フランスの観光産業の強み
フランスは観光産業の先進国です。年間1億人の外国人観光客が訪れ、GDPの8%を観光業で稼いでいます(日本は2%)。日本でも観光産業は成長ドライバーの1つです。フランスの取り組みが参考になる点も多そうです。 久しぶりにパリを訪問したところ、24年のパリ五輪に向けて、道路・メトロ・トイレなどのインフラが整備されていました。以前は道ばたに、犬のフンがよく落ちていたのですが、罰金を厳しくしたそうで、大幅に減っていました。ホテルにエアコンも普及してきました。 外国人(お金持ち)向けの価格設定、事前予約の徹底、パリ以外の都市への誘導、地方空港の整備など、は、日本の観光業の参考になりそうです
Sep 10, 2025
19 min
136.アスリートの個性の伸ばし方:ゴルフ・山下美夢有とテニス・伊藤あおい」
世界で活躍するアスリートは、どのようにその個性を開花させたのでしょうか。今回は、8月の全英女子オープンゴルフで優勝した山下美夢有プロと、女子テニスで世界ランキング82位(日本人で2番目)に急上昇の伊藤あおいプロについてご紹介します。 ゴルフの山下プロは、150cmと小柄で飛距離が出ないため、海外では通用しないと思われていました。しかし今年から海外ツアーに参戦し、ランキング6位と大成功しています。テニスの伊藤プロは、自称「へにょへにょテニス」で、スライスを多用する独特のスタイルです。実際に世界ツアーに参戦すると、戦略性とメンタルの強さで評価されています。 面白いのは、2人とも、コーチはお父さんで、ともにそれぞれの競技では素人ということです。山下プロのお父さんは精密な分析力で娘を支えています。伊藤プロのお父さんは、元検事とのことで、戦略的思考で、娘の良さを引き出しています。キャリア開発では「強みを活かし、他人と違ってよい」のです。
Sep 3, 2025
20 min
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