元帰国生(海外で幼少期・学童期を過ごした期間のある方=TCK)を
だれでも、生まれてからずっと付き合っている自分自身。
海外移動が何を自分の人生にもたらしたのか、ゲストの皆さんが大人になったからこそ、見えて来たものがあるはずです。社会場面では、なかなか語られなかった事柄、語れなかった想いなど、掘り下げていきたいと思います。元帰国生の「HOME」を聴くことで、日本の将来の国際性も見えてくると期待しています。
―第53回目のインタビューは、産前産後セラピスト/ 坪野谷 知美さんのお話です。

【知美さんオンライン情報】
・NPO法人Mother’s Tree Japan
(在日外国人女性の産前産後サポートと多文化共生子育て)
https://mothers-tree-japan.org
・海外渡航歴 1回
(日本(栃木県)生まれ / 6歳、香港に引越。小学校は香港の日本人学校に通う/
小学5年-中学2年、イギリスの日本人学校に通う/
現在は産前産後セラピストとして、在日外国人女性のサポートを手掛けている)
・香港での海外生活は、時代の影響もあり、とても厳しい環境の中で育った。
中国文化+イギリス文化が織りなすチャンプル(混在)の社会は、たえず日本人というものを考えさせられる環境だった。自由に出歩ける環境ではなかったため、常に緊張状態だったと思う。
・イギリスに異動すると、香港とは別の意味で厳しい環境下の生活だった。
同じ日本人学校に通うも、香港とイギリスでは通う日本人のお友達のタイプが異なっていた。イジメのような体験もしたため、辛い時代だったと振り返る。
・自分のルーツを強烈に探しつづける自分がいたと思う。
日本帰国後は友人に恵まれ、上手く適応していった。一方、多くの異文化を体験した自分の中に生まれた葛藤は、常に外に出してはいけないと隠していた。日本の同調圧力を感じ、濁流に呑まれそうになりながら焦っていたのだと思う。
・海外生活がもたらした影響は何ですか?
2年前に立ち上げた在日外国人の産前産後サポートのお仕事を通じて、結果的に自分自身のルーツを話す機会が多くなった。そのこと自体が、日本人アイデンティティーへの悩みを吹っ切るきっかけになったと思う。実母への感謝の気もちと共に、所在のなさを感じる自分は逆にクリエイティビティーに繋がっていることを認められたのだと認識している。
と語られる知美さんは、その他にも、たくさんのエピソードを披
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代表/ 初田美紀子
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