山口:伊藤先生、よろしくお願いします。伊藤先生は九州大学法学部と大学院を修了後に熊本大学に移られて教鞭をとられ、政治学の准教授、教授をされ、2年前までは副学長もなさっていました。私は前身は熊本日日新聞社の記者をしていたんですが、そのとき政治や選挙については伊藤先生にずいぶんコメントをいただきました。それでいつもは聞き手である伊藤先生ですが、まさに専門の政治、選挙の話ですので、今日は私がインタビュアーをさせていただきます。まず参院選ですが、通常は衆議院選挙が政権選択選挙と言われるんですが、今回は参院選が事実上の政権選択選挙とも言われていますね。その理由はどこにあるんでしょうか?
伊藤:そうですね。普通は衆議院選挙が政権選択といわれて、参院選は定数248の半数が3年おきに改選されるというかたちです。今回は248の定員の半数の124人、プラス非改選の東京の1人で125人が改選になりますが、通常は政権の中間評価として位置づけられることが多いんですが、今回は前回の衆院選で自民公明の連立が少数与党になってしまったということに加えて、参議院まで過半数を割り込むということになれば、今の政権の枠組みがこのまま続くのかどうかというところが問題になるという意味で、事実上の政権選択と今言われていると…。
※この続きは、ポッドキャストでお楽しみください。