音本倶楽部/放送部 Marutake podcast
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Harugoro Shichimi 七味春五郎
母子像 久生十蘭著 【朗読 AudioBook 作業用BGM 小説】
24 minutes Posted Dec 17, 2021 at 1:00 pm.
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占領期の日本を舞台にした、久生十蘭、晩年の短編

鈴木主水で、直木賞を受賞したのが1952年のことですので、その二年後に書かれたことになります。1955年には第2回国際短篇小説コンクールで第一席に入選しています。

本作は、サイパン島の集団自決を生き延びた、母子の戦後を描いた短編ですが、著者の久生十蘭自身、1943年に海軍報道班として従軍しており、南方での体験が生かされたのかもしれません。

■主要人物

太郎……本編の主人公。サイパンを生き残って内地に戻る。

ヨハネ……太郎の教師
母……太郎は愛してやまないのだが。

■用語集

向性……内向性か外向性かという、性格の傾向

煩悶……いろいろ悩み苦しむこと
野分……秋から冬にかけて吹く暴風