第9回学術情報メディアセンターシンポジウム 「カルチュラル・コンピューティング」-日本文化ソフトのグローバルコミュニケーション創造力 Podcast

第9回学術情報メディアセンターシンポジウム 「カルチュラル・コンピューティング」-日本文化ソフトのグローバルコミュニケーション創造力

Kyoto University
今世紀、世界はインターネットでつながりました。しかし地域や民族に根ざしていた文化が「フラット化」され、危機に来ています。私達は文化を脱ぎ捨てることはできません。今こそ、インターネット時代における文化を真剣に考える時代に来ています。それには、今までコンピュータで定量化できなかった感情・意識・物語・民族性といった人々に内属するものを扱い、精神に触れるインターフェース「カルチュラル・コンピューティング」が不可欠です。人間が歴史の中で行為や文法などの形で蓄えてきたものをモデル化した、インタラクティブな文化体験システムです。それを心で理解することにより、グローバルコミュニケーションは深まるでしょう。特に日本文化のコンピューティングに注目し、ほとんどコンピューティングの対象となって来なかった、日本の移ろいやすい気象・自然風土「もののあわれ」などの無常思想や「わび、さび」などの美意識、日本文化とアジア文化の関係、神仏習合を根底とした文化構造、和歌・俳諧や能などの日本語独特の特性、日本的意匠(紋、織、色、型)をとりあげます。日本の代表的な職人や神主、IT研究者やアーティストや企業が、テクノロジーによって日本文化を明確化し、また日本文化によってテクノロジーを進展させていく新しいカルチュラル・コンピューティングを模索します。
美濃 導彦(京都大学学術情報メディアセンター長) 「挨拶」
美濃 導彦(京都大学学術情報メディアセンター長) によるシンポジウム開会の挨拶です。
Sep 15, 2011
5 min
Video
長尾 真(国立国会図書館長) 「基調講演:文化とコンピュータ」01
文化とは何だろうか。文化はデリカシーの中にある、それを支えるのは心である。文化をコンピュータの世界で実現できるか、コンピュータの世界が文化になりうるか。
Sep 15, 2011
27 min
長尾 真(国立国会図書館長) 「基調講演:文化とコンピュータ」02
文化とは何だろうか。文化はデリカシーの中にある、それを支えるのは心である。文化をコンピュータの世界で実現できるか、コンピュータの世界が文化になりうるか。
Sep 15, 2011
23 min
土佐 尚子(学術情報メディアセンター教授) 「カルチュラルコンピューティング:文化・無意識・ソフトウェアの創造力」01
人間と共存していくためにコンピュータに欠けているものとは何か。それはローカルな民族性(文化)である、コミュニケーションの深さはそこに潜んでいる。その文化をコンピューティングする研究紹介。
Sep 15, 2011
19 min
土佐 尚子(学術情報メディアセンター教授) 「カルチュラルコンピューティング:文化・無意識・ソフトウェアの創造力」02
人間と共存していくためにコンピュータに欠けているものとは何か。それはローカルな民族性(文化)である、コミュニケーションの深さはそこに潜んでいる。その文化をコンピューティングする研究紹介。
Sep 15, 2011
22 min
鎌田 東二(こころの未来研究センター教授・フリーランス神主) 01
神仏習合という日本型宗教文化複合モデルについて語る。
Sep 15, 2011
25 min
鎌田 東二(こころの未来研究センター教授・フリーランス神主) 02
神仏習合という日本型宗教文化複合モデルについて語る。
Sep 15, 2011
21 min
中津 良平(シンガポール大学教授・インタラクティブ デジタルメディア研究所長) 「まとめ」
中津 良平(シンガポール大学教授・インタラクティブ デジタルメディア研究所長) シンポジウムのまとめです。
Sep 15, 2011
14 min