Show notes
さて、本格的に解説に入る第2回。
・ポジティブ心理学とグローバル化
・ポジティブ心理学と新自由主義
・ポジティブ心理学と仕事
・ポジティブ心理学とグローバル化
皆さんはマーティン・セリグマンという方をご存じでしょうか。
政治やビジネスと手を組みながら25年かけてその考え方を世界に広げていきました。
これにより、ハッピークラシーが蔓延る社会に変わっていった。
本著の中では、彼がハッピークラシーをつくり上げた悪の親玉扱いされています。
これまで測れないとされてきた幸せに、経済学とポジティブ心理学が尺度をつくった。
この尺度に沿って様々なビジネスが生まれた。
ただし、この世界統一の幸福度尺度が生まれたことにより、
適切な批判精神が国民から失われていった可能性があります。
・ポジティブ心理学と新自由主義
新自由主義とは、何よりも個人主義的な社会哲学だとされています。
大変な苦境の中でも、自分の心構え次第で幸せにもなれる。
こんな考え方が広まっていくにつれて、本来は社会が対応するべき問題だったものが、
個人の問題へと押し込められていきます。
幼いころから新自由主義・ポジティブ心理学で育てられてしまうと、
たとえば「幸福の方程式(Happiness formula)」というものがあります。
幸せ(100%)=遺伝子による設定値(50%)+環境(10%)+意図的行動(40%)
この方程式を少し読み解きたいと思います。
環境という個人の努力では変えられないことが残り2割。
つまり、遺伝的な要素を除けば、幸せになれるかどうかはほぼ個人の行動にかかっている。
幸せであるかどうかは、ほぼ個人の問題である、と責任を押し付けられている、とも見れます。
・ポジティブ心理学と仕事
こうした考え方は、経営者目線で見ると最高の考え方とも取れます。
有名なマズローの五段階欲求説も、今の時代では逆転して使われていると言います。
まずは自己実現をしなければ、承認も生存も得られないと、都合よく使われてしまっています。
Zappos、Goole、IKEAなど社会的評判の高い企業も、
こうした幸せ願望に支配される状況に対する解決策として、下記が挙げられています。
・批判的な思考力や分析力を持つこと
・知識と社会正義、社会全体のことを考えること
普段中々気づけない視点に気づかされる本でした。
【本のおススメサービス(仮)】
【本のおススメサービス(仮)】
番組を通して、深く本を読んできたアワノトモキが、
希望する方は、下記フォームよりご応募ください。
https://forms.gle/VKcgsiuPn4u2GitE9
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